SC First Bankは14日、2026年上期の連結純利益が4244億ウォンとなり、前年同期比103%増だったと発表した。WM(資産運用)と外為デリバティブの収益拡大に加え、香港H指数連動の株価連動証券(ELS)に関連する引当金の戻入れが寄与した。
営業利益は4082億ウォンで、前年同期の2564億ウォンから59%増加した。純利益の拡大には、収益基盤の改善に加え、香港H指数連動ELSの制裁金関連引当金1102億ウォンの一部戻入れも影響した。
利息収益は6090億ウォンで、前年同期の6098億ウォンとほぼ横ばいだった。顧客向け貸出は増加したものの、純金利マージン(NIM)が1.48%から1.24%へ0.24ポイント低下し、収益の伸びを抑えた。
一方、非金利収益は3656億ウォンと、前年同期の2060億ウォンから78%増えた。富裕層顧客の増加や株式市場の堅調さを背景にWM部門が伸びたほか、外為デリバティブ部門の利益増も押し上げ要因となった。
販管費は賃金・物価の上昇などを受け、4930億ウォンと前年同期比8%増加した。ただ、前年末に実施した特別退職による人件費削減効果が、費用増の一部を吸収した。期待信用損失とその他引当金の合計は734億ウォンで、前年同期の1019億ウォンから28%減少した。
4〜6月期だけでみると、連結純利益は3196億ウォンで、前年同期の967億ウォンに比べ230.5%増加した。営業利益は2718億ウォンで126.9%増、非金利収益は2555億ウォンで116.7%増だった。
6月末時点の総貸出は44兆7661億ウォンとなり、前年同期の43兆2197億ウォンから3.6%増加した。企業金融顧客の資金需要拡大が背景にある。総資産利益率(ROA)は0.74%と0.28ポイント上昇し、自己資本利益率(ROE)も15.43%と7.82ポイント改善した。
一方で、健全性指標には悪化もみられた。不良債権比率は前年6月末の0.49%から今年6月末には0.71%へ0.22ポイント上昇し、延滞率も0.42%から0.45%へ0.03ポイント上がった。貸倒引当金積立率は181.41%から118.75%に低下した。
資本比率も前年同期を下回ったが、監督当局の基準は上回った。6月末時点の国際決済銀行(BIS)自己資本比率は17.77%、普通株式等Tier1(CET1)比率は15.65%で、それぞれ前年同期比3.58ポイント、2.47ポイント低下した。