XRPに短期的な下押し圧力が強まっている。一方で、市場アナリストのCryptoinsightUKは、RSIやエリオット波動、フィボナッチ分析を基に、中長期では14ドル前後まで上昇する余地があるとの見方を示した。The Crypto Basicが13日報じた。
XRPは年初来で45%下落している。CryptoinsightUKは、値動きを強気材料、弱気材料、相対的な弱さの3つの観点から検証した。
短期的な下方リスクとして同氏がまず挙げたのは、流動性とレバレッジの偏りだ。短期足の流動性ヒートマップでは、足元の価格から約7%下に清算ゾーンが形成されており、XRPが0.89ドル前後まで下落した場合、約1億5700万ドル規模のロングポジションが清算される可能性があるとした。
日足ベースでは、15%から22~23%の下落余地も示した。このうち、より可能性が高いシナリオとして15%安を挙げ、想定水準を0.85ドルとした。
価格構造についても弱気寄りと分析した。XRPは高値と安値をともに切り下げる展開が続いており、最初の主要水準は0.93ドル近辺だと指摘。ここは過去にレジスタンスとして機能した水準だという。追加のサポートとして0.75ドルと0.66ドルも示した。
その一方で、有力な下値めどとしては0.88~0.925ドルを提示した。流動性の偏りによって、価格が実際の清算ゾーン以上に押し下げられる可能性があるとみているためだ。
相対パフォーマンスの面では、イーサリアムとビットコインに対する弱さにも言及した。XRP/ETHでは、最初の主要サポートまで約13%の下落余地があり、調整が深まれば49%下落する可能性があるとした。XRP/BTCについても、過去のオーダーブロックまで約26%の下落余地があり、0.00001水準まで下げた場合、対ビットコインでは約37%の下落になる可能性があるとしている。
XRPのドミナンスも重しになると分析した。同氏は、ドミナンスのチャートについて、ワイコフ型の蓄積パターン後に強気フラッグ、もしくは下落ウェッジのボックスを形成した可能性があると指摘。その後、足元ではこの構造を下抜けたと評価した。調整が深まれば、ドミナンスは1.6%まで低下するとの見通しも示した。
需給面では、未決済建玉(オープン・インタレスト)の増加も変動要因として挙げた。XRPの未決済建玉は直近安値から約4億~5億ドル増加したという。資金調達率については、ロング・ショートの偏りを映す指標であり、価格が急変した場合に強制的な買い戻しや投げ売りが起きやすくなると説明した。
一方、上値余地を示す材料としては、上方の流動性とテクニカル指標を挙げた。最も近い主要な上方流動性ゾーンに到達するには最低でも197%の上昇が必要で、別の流動性目標までは最大330%の上昇が必要だという。XRPが1.48ドルまで上昇すれば、約7億2700万ドル規模のショートポジションが清算される可能性がある点も、上昇要因として示した。
テクニカル面では、週足RSIと月足RSIに注目した。週足RSIは、XRPの過去の値動きの中で2度目の売られ過ぎ水準に入ったと分析。前回はその後、約1085%の上昇が続いたとしており、同程度の上昇が再現されればXRPは約11ドルに達する可能性があるとみている。
月足RSIについては、過去の主要な底値圏だった44~47.5を下回り、40まで低下したと指摘した。これは過去最低水準に当たるとしている。
さらに、エリオット波動とフィボナッチ分析も長期上昇シナリオの根拠として挙げた。CryptoinsightUKは、次の主要波動では最低でも600%の上昇が必要になるとし、保守的な基準として1000%上昇を参照点に据えた。
その上で、XRPが長期的にビットコイン、イーサリアム、ドミナンスの各指標で過去最高値を再び試す可能性に言及。全体の構図が進展した場合、フィボナッチに基づく目標値は14ドル前後になるとした。
同氏はXで、「これまでで最も深く掘り下げたXRPの価格分析だ。価格、モメンタム、ドミナンス、XRP/BTC、XRP/ETH、フィボナッチ目標、エリオット波動などを網羅した。XRPの価格分析シートを無料で公開する」と投稿した。