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Googleは、ドミニカ共和国を中核拠点として、北米と中南米を結ぶ3つの海底ケーブルシステムを新設する。米東部とカリブ、中南米の接続容量を増強するのが狙いで、既存の海底ケーブル「Firmina」にも同国への上陸分岐を追加し、ネットワークの耐障害性を高める。TechRadarが12日(現地時間)に報じた。

Googleが今回発表したのは「Alicios」「Canoas」「Olarus」の3系統。いずれもドミニカ共和国を経由し、フロリダ、パナマ、チリ、バミューダなどを結ぶ構成となる。Googleは北米と南米の接続強化に加え、中米を含む地域全体の接続性向上も進める方針だ。

Aliciosは、ドミニカ共和国、パナマ、チリを結ぶ海底ケーブル。名称は、欧州からアメリカ大陸への航海で船を導いた貿易風を指すスペイン語に由来する。

Canoasは、ドミニカ共和国とバミューダを結ぶ。名称は、カヌーを意味するタイノ族の言語に由来する。このシステムはGoogle保有の「Nuvem」「Sol」と組み合わせることで、中南米・カリブ地域から欧州と北米に向かう直接接続ルートを新たに加える。

Olarusは、ドミニカ共和国とフロリダを直接結ぶ。名称は、波を意味するスペイン語「ola」と、光を意味する「luz」を組み合わせたものだ。Googleは、この区間によってカリブ地域と米東部沿岸のネットワーク容量が大幅に強化されるとしている。

新設する3系統に加え、既存の海底ケーブル「Firmina」にもドミニカ共和国向けの上陸分岐を追加する。Firminaは北米と南米を結ぶ既存システムで、今回の分岐追加は既存ルートの耐障害性を高めることが主な目的となる。

Googleは、今回の投資について、同社のグローバル海底ネットワーク戦略、特に世界最大の海洋を横断する「Pacific Connect」構想を支える取り組みだと説明している。公式ブログでは、今回の投資により、より広い到達範囲と高い信頼性、耐障害性を備えたオープンなグローバルクラウドネットワークの構築を引き続き進めるとした。

また、新システムは戦略的に配置した分岐ユニットを通じて、将来の接続拡張にも対応できる設計だという。Googleは、ネットワークとパートナーが地域ごとの需要や事業機会に合わせて共に成長できる構成であり、Pacific Connect構想の考え方にも沿うものだとしている。

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