写真=Toss Securities

Toss Securitiesは8月13日、大規模言語モデル(LLM)と連携し、コーディングの知識がなくても株式の注文や照会が行えるオープンAPIを正式公開した。

オープンAPIは、証券会社が保有する時価情報や注文、口座情報などの金融データや機能を、顧客が開発したプログラムや外部サービスから利用できるようにするアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)のことだ。

同社によると、今回のオープンAPIは、従来型のAPIと異なり、ChatGPTやClaudeといった外部LLMと連携できる点が特徴。開発やコーディングの知識がない投資家でも、AIとの対話画面を通じて各種機能を利用できる。

投資家が取得したオープンAPIキーを外部LLMに接続し、対話画面に希望する注文内容を自然言語で入力すると、AIが内容を解釈して実際の発注に結びつける仕組みだ。

例えば、「A銘柄を10株、成行で買って」と入力すれば、その指示に基づいて注文を実行できる。

利用できる機能は、銘柄情報の照会、本人の口座情報の照会、通常注文、条件注文、リアルタイムの時価情報など。

国内株と海外株の取引機能を、単一の統合APIとして提供する点も特徴の一つだ。国内株と海外株を別々のAPIで提供する方式とは異なり、一度の連携で両市場の時価情報の照会と発注に対応する。

同社は5月から、事前申請した顧客を対象に、中核機能を中心としたオープンAPIを順次提供してきた。今回の正式公開に合わせ、対象を全顧客に広げた。

Toss Securitiesは、「今回のオープンAPI正式公開により、開発やコーディングの知識がない一般投資家でも、AIを活用して投資活動に生かせるようになった」とした上で、「投資家が自らの投資戦略システムを実装できるよう支援していく」とコメントした。

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