Googleが、Pixel 11シリーズとあわせて新型の折りたたみスマートフォン「Pixel 11 Pro Fold」を発表した。前モデル「Pixel 10 Pro Fold」から軽量化と薄型化を進めたほか、耐久性やカメラ性能、AI機能を強化した。海外ITメディアでは、Samsungの「Galaxy Z Fold8」との違いにも注目が集まっている。
Pixel Foldシリーズは、Android搭載の折りたたみスマートフォンとしては最初の製品ではないものの、競合機と異なる設計で存在感を示してきた。象徴的なのが、縦長ではなく横長の外部ディスプレイを採用したパスポート形状のデザインだ。Googleは数年前からこの方向性を打ち出しており、Samsungも今年のGalaxy Z Fold8で初めて取り入れた。
Pixel 11 Pro Foldは、Pixel 10 Pro Foldに比べて重量を約10%削減し、厚さも約1mm薄くした。折りたたみスマートフォンの課題とされてきた耐久性も高めた。カメラは4800万画素の広角カメラを中心に、超広角と5倍望遠を組み合わせたトリプルカメラ構成とした。
機能面では、大画面を生かすAIとマルチタスク機能を強化した。複数アプリの同時利用にも対応し、折りたたみスマートフォンならではの使い勝手を高めている。
なかでも耐久性は、Pixel Foldシリーズの強みとして挙げられる。Pixel 10 Pro Foldは、折りたたみスマートフォンとして初めてIP68に対応したモデルで、折りたたみ端末は壊れやすいという懸念の緩和につながった。
一方、Galaxy Z Fold8は重量は201gで、Foldシリーズ最軽量モデルとされる。バッテリー容量は4800mAhで、5000万画素のデュアルカメラを搭載する。
これまでGalaxy Z Foldは、大画面と生産性を重視する中高年男性向けとの見方が強かったが、Fold8では10〜30代や女性の関心が大きく高まっており、若年層向け端末としての人気も広がっているという。
今回の比較では、Pixel 11 Pro Foldの進化点に加え、Samsungの最新折りたたみスマートフォンとの違いも浮き彫りになった。画面比率や耐久性、AI活用といった実利用に直結する要素が、折りたたみスマートフォン市場での競争軸として定着しつつあることを示している。