KTは9月22日、「みんなのAI」コンソーシアムを発足したと発表した。16社と連携し、利用者が実感できるAIサービスの実現を目指す。10月には「イウム・インサイド」戦略を基盤としたベータ版を公開する予定だ。
発足式は21日、ソウル市鍾路区のKT光化門WESTビルで開かれた。会場にはKTを含む参画各社の代表者や事業責任者が出席し、協業体制の本格始動を確認した。
KTと参画企業は、誰もが簡単かつ便利に使えるAIサービスの実現に向け、技術力とサービス開発力を持ち寄る「イウム・アライアンス」を運営する。
同アライアンスは、主要方針を決める議決機関「イウム・コネクト・ボード」と、全体協議体の「イウム・エコラウンド」で構成される。参画機関は推進状況と成果を定期的に点検し、サービス公開日程や機関間の連携課題を共同で管理する。
あわせて、サービス領域と技術領域の実行を担う分科会も設ける。サービス分科は、利用者中心のAIサービス企画やUX設計、公共分野や特化型サービスの連携・公開を担当する。プラットフォーム分科は、AIモデル、トークンファクトリー、データ、インフラ、APIなど中核技術の連携と統合を担う。
KTは10月、「イウム・インサイド」戦略に基づき、「みんなのAI」のベータ版を公開する計画だ。イウム・インサイドは、利用者が使うさまざまなサービスにAIを組み込み、汎用AIエージェントと連携させるオープン型のAIエコシステムを指す。
「みんなのAI」は、多様なAIモデルとサービスを単一のプラットフォームで提供する取り組みだ。利用者は、普段利用しているプラットフォームやサービス上で、情報検索のほか、公共サービス、教育、金融、生活利便といった幅広いAIサービスを利用できるようになるとしている。
KT AX事業本部長の常務は「今回のコンソーシアム発足は、国内AI企業が持つAIモデル、プラットフォーム、サービスの力を結集し、利用者が価値を実感できるAIサービスを生み出す出発点になる」とコメントした。その上で「参画企業との協力を一段と強化し、事業の実行力を高めることで、日常の中で実感できるAIサービスの実現につなげたい」と述べた。