Pearl Abyssは11日、2026年4〜6月期の連結業績を発表した。新作「Crimson Desert」の販売が寄与し、大幅な増収増益となった。一方で、販売チャネル構成の変化やパッケージ版の売上計上時期などを織り込み、通期見通しは下方修正した。
4〜6月期の売上高は1926億ウォン、営業利益は676億ウォン、当期純利益は709億ウォン。前年同期比では、売上高が247.7%増、営業利益が7411.1%増となり、当期純利益は黒字転換した。
IP別の売上高は、「Crimson Desert」が1361億ウォン、「Black Desert」が550億ウォンだった。海外売上比率は91%で、このうち北米・欧州が全体売上の75%を占めた。
同社は「Crimson Desert」について、発売後もユーザーフィードバックを反映したアップデートやストーリー強化などを進め、販売基盤の強化を図る方針だ。ダウンロードコンテンツ(DLC)は、内容と完成度を見極めながら年内投入を目指して準備を進めている。
Nintendo Switch 2版は2027年上半期の発売を目標に最適化を進めている。パッケージ販売では値引き施策も講じるとしている。
通期の連結業績見通しは、売上高7098億〜7438億ウォン、営業利益3155億〜3452億ウォン。IP別の年間売上高見通しは、「Black Desert」が2390億〜2446億ウォン、「Crimson Desert」が4689億〜4973億ウォン、「その他」が19億ウォンとした。
会社が示した通期見通しのうち、売上高7098億ウォン、営業利益3155億ウォンはレンジ下限に当たる。
通期見通しの見直しには、「Crimson Desert」の販売構造と売上計上方法が影響した。4〜6月期は、販売額の一部のみを売上計上するチャネルの比率が高まり、想定ASP(平均販売単価)が前四半期比で低下したという。
加えて、フィジカルパッケージの実際の販売時期と売上計上時期のずれ、返金保証に伴う売上の繰り延べも反映し、通期見通しを引き下げた。
既存IPの「Black Desert」については、ライブサービスとコンテンツ更新を継続する。Pearl Abyssは、PC版の北米・欧州サービス開始10周年に合わせて米国で「2026 Black Desert ハイデル宴会」を開催し、新クラス「エージェント」や「エダニア Part2」の地域拡張、グラフィック技術アップデートなど、下期のコンテンツロードマップを公開した。
モバイル版とコンソール版でもコンテンツ更新を続ける計画だ。
今回の実績と通期見通しは、5月にPenhrys Creation(旧CCP Games)の持分を全量売却したことに伴い、関連子会社を中断事業に分類したうえで、継続事業ベースで算定した。