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Shift Upが11日発表した2026年4〜6月期の連結決算は、売上高が557億ウォン、営業利益が281億ウォン、四半期純利益が417億ウォンだった。前年同期比では減収減益となった一方、前四半期比では増収増益を確保した。前年同期に「Stellar Blade」PC版の発売効果が大きく寄与していた反動が響いたが、「勝利の女神: NIKKE」の3.5周年施策が足元の業績を下支えした。

前四半期比では、売上高が17.8%増、営業利益が30.7%増、四半期純利益が10.4%増だった。これに対し、前年同期比では売上高が50.4%減、営業利益が58.8%減、四半期純利益が18.7%減となった。

前年同期比での落ち込みは、前年4〜6月期に「Stellar Blade」PC版の発売寄与が大きかった反動によるものだ。前年同期の売上高は1124億ウォンで、このうち「Stellar Blade」が657億ウォンを占めていた。

◆「NIKKE」3.5周年施策で売上高は前四半期比回復

前四半期比での回復をけん引したのは「勝利の女神: NIKKE」だ。4〜6月期のNIKKE売上高は433億ウォンで、前四半期比32.4%増、前年同期比4.1%減だった。

「Stellar Blade」の売上高は88億ウォンで、前四半期比31.6%減、前年同期比86.6%減。その他売上高は36億ウォンだった。

NIKKEは4月に実施した3.5周年アップデート直後、韓国と日本のApple App StoreおよびGoogle Playで売上ランキング首位を記録した。グローバル展開分も、前年同期比、前四半期比ともに増収だったという。

中国向けサービス「勝利の女神: 新しい希望」については、グローバル版とのコンテンツ更新差の縮小や大型コンテンツの拡充を通じて、中長期のサービス基盤を強化しているとした。

Shift Upは、1.5周年や2周年などの大型アップデートのたびに、韓国や日本を含む主要市場で売上順位が持ち直す傾向が、NIKKEのライブサービスモデルとして定着したと説明した。下期には、コンテンツ規模と完成度を高めた4周年アップデートを予定している。

加えて、オーケストラやバンド公演、ポップアップストア、グッズ展開の拡大など、ゲーム外でのIP展開も継続する方針だ。

「Stellar Blade」は発売以降、PC・コンソール市場で堅調な販売を維持している。4〜6月期はシーズンプロモーションや次回作の公開を通じて新規ユーザー流入を継続し、下期はNintendo Switch 2など新たなプラットフォーム展開で販売モメンタムの維持を目指す。

◆費用増でも営業利益率は50%台を回復

4〜6月期の営業費用は276億ウォンで、前四半期比7.0%増、前年同期比37.5%減だった。Unboundを連結子会社に取り込んだことに伴い、関連費用を計上した。

人件費は、前四半期に支給した一時インセンティブの反動で前四半期比4.1%減の156億ウォン。変動費は60億ウォンで前四半期比22.2%増、固定費も60億ウォンで同29.6%増となった。

売上高の伸びが費用の増加を上回り、収益性は改善した。営業利益率は1〜3月期の45.5%から4〜6月期は50.5%へ5.0ポイント上昇した。

EBITDAは315億ウォンと、前四半期の243億ウォンから増加した。EBITDAマージンは56.5%だった。

期末時点の人員は442人で、前四半期比24.5%増。このうち開発人員は387人で、同24.4%増だった。

Shift Upは、新規IP開発とPC・コンソール向けパブリッシング機能の内製化に向け、人員を段階的に増やしている。Unboundの連結化もあり、今後は人件費を含む営業費用が段階的に増加する見通しだ。

費用増について同社は、将来成長に向けた先行投資と位置付けており、効率的な費用執行を通じて収益性とのバランスを管理する方針を示した。

営業外損益は、為替関連益と資金運用収益の寄与で262億ウォンとなり、前四半期並みを維持した。この結果、税引前利益は538億ウォン、四半期純利益は417億ウォンとなった。

◆「Stellar Blade」次回作は自社パブリッシングへ

Shift Upは既存IPの長期運営と並行して、次回作や新規IPの開発も拡大している。6月の「Summer Game Fest 2026」では、「Stellar Blade」次回作の正式タイトル「Stellar Blade: Blood Reign」とインゲームトレーラーを初公開した。

同トレーラーは7月末時点で、IGN公式チャンネルでの累計再生回数が161万回に達した。十分な開発期間を確保したうえで、目標とする完成度に到達した段階で、関連情報を順次公開していく方針という。

「Stellar Blade: Blood Reign」からは、Shift Upが直接パブリッシングを担う自社サービス体制へ移行する。前作で評価を得た戦闘要素を拡充する一方、世界観やストーリーも強化する。あわせて、自社パブリッシングの下で、IP特性を反映したマーケティング戦略も自ら展開する計画だ。

同社は、前作で形成したファンダムと自社サービスの運営力を基盤に、前作を上回る成果を目指すとしている。

新たなフラッグシップタイトル「Project Spirits」は、2026年下期の公開を目標に開発を進めている。東洋ファンタジーの世界観をベースにした、グローバル向けクロスプラットフォームのライブサービス型AAAタイトルとして展開する計画だ。

Shift Upは、既存の開発力とNIKKEで蓄積してきたライブサービス運営のノウハウを同プロジェクトに生かすとしている。

公表済みプロジェクトに加え、新規IP開発も並行して進める。既存IPの高度化とあわせて追加の新規IPにも取り組み、開発パイプラインの多角化に向けた投資を継続する方針だ。足元で進めている採用についても、次の成長ラインアップ構築に向けた人員拡充の一環だと説明した。

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