XRP(写真=Shutterstock)

XRPに反発期待が広がっている。月足チャートで買いシグナルが点灯したほか、大口保有者も直近1週間で3億8000万枚超を買い増した。ただ、目先は1.06ドルの上値抵抗を突破できるかが最大の焦点となっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが10日、アナリストのアリ・マルティネス氏の見方として報じたところによると、XRPの月足チャートではTom DeMark Sequentialが買いシグナルを示した。Tom DeMark Sequentialは、一定期間の値動きを基にトレンドの過熱感や反転の可能性を測るテクニカル指標とされる。

注目されるのは、この指標が過去の主要な底打ち局面を比較的的確に示してきた点だ。マルティネス氏は、過去6年間で同シグナルが3回、相場の大きな変動につながったとみている。

2020年4月の買いシグナル後、XRPは1074%上昇した。2022年8月のシグナル後も973%上昇した一方、2025年4月の売りシグナル後には57%下落した。今回のシグナルについて同氏は、XRPが再び大幅上昇に向かう可能性を示唆するものだとみている。

需給面では、大口保有者の買い増しも強気材料の一つだ。Santimentのデータによると、直近1週間で大口のXRP保有者は3億8000万枚超を追加取得した。

XRPが2026年初めの水準を大きく下回って推移するなかで、大口投資家が反発を見込んで持ち高を増やしているとの見方が出ている。

もっとも、市場がすぐに上昇基調へ転じたと判断するのは早い。現時点で最重要の価格帯とされるのが1.06ドルだ。マルティネス氏は、1.06ドル近辺で約30億XRPが取引されたとして、この水準を強い上値抵抗帯と位置付けている。

取引が集中した価格帯であるだけに、戻り売りが出やすい水準でもあるという。

このため、月足終値で1.06ドルを明確に上回れるかが、次の相場展開を左右するポイントとなる。マルティネス氏は、この水準を突破すれば強気シナリオが一段と勢いづく可能性があるとみている。

上値の目安としては、まず1.35ドルを挙げた。さらに上昇基調が続けば、1.64ドルも次の目標になり得るとしている。

もっとも、XRPは足元でなお1.06ドルを下回っている。CoinMarketCapによると、XRPは約1.01ドル(約152円)で取引されており、直近24時間で約2.5%下落、直近1週間では6%下落した。年初来では約44%安となっている。

市場の関心は当面、1.06ドルを巡る攻防に集まりそうだ。テクニカル面の買いシグナルと大口保有者の買い増しが重なった一方、反発局面入りを確認するには、月足終値で同水準を上抜けるかを見極める必要がある。

その先の上値メドとして、1.35ドルと1.64ドルが意識される展開となりそうだ。

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