XRP(写真=Shutterstock)

XRPが週足終値ベースで2年ぶりの安値となる1.029ドルを付け、相場の焦点は1ドルの下値支持を維持できるかに移っている。1.06ドルを上抜ければ反発余地が広がる一方、1ドル割れが明確になれば0.7ドル台まで下落するとの見方も出ている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが10日(現地時間)に伝えたところによると、XRPは長期の支持帯とされる1ドル近辺まで下落した。足元では反発期待と続落警戒が交錯している。

XRPは足元で1.01ドル前後で推移している。直近24時間では約2.5%下落し、過去7日間では5.98%安。年初来では約44%下げており、2024年以降で初めて1ドルを割り込むかに注目が集まっている。

現在の価格帯は、過去にも下値を支えた水準だ。アナリストのアッシュ・クリプトは、今週の週足終値が2年ぶりの低水準になったと指摘した。相場はここから反発に転じるのか、それとも一段安に向かうのか、分岐点を迎えている。

市場コメンテーターのバードは、XRPが1ドル近辺の重要な支持帯をなお維持しているとの見方を示した。1ドルの支持が保たれ、ダブルボトムが確認されれば、直近の1ドル割れ局面は一時的な動きにとどまる可能性があるという。チャート上でも、過去に下支えとなった水準を再び試しており、反転パターン形成への期待が出ている。

一方でバードは、別のシナリオにも言及した。いったん1ドルを割り込んで流動性を取り込んだ後、再びこの水準を回復し、より強い反発につながる可能性があるという。この場合、1ドル割れ自体が直ちに強気シナリオを否定するわけではなく、心理的節目の1ドルをどれだけ早く回復できるかが鍵になるとした。

弱気シナリオもある。アナリストのチャート・ナードは、強い反発に先立ってXRPが0.7ドルまで下落する可能性があるとみている。2026年末までは軟調な値動きが続くとの見通しも示しており、市場の見方は割れている。

テクニカル面では反発シグナルを指摘する声もある。アリ・マルティネスは、XRPの月足チャートでTDシーケンシャルの買いシグナルが点灯したと指摘した。過去には同様のシグナルが、2020年の1074%上昇と2022年の973%上昇に先行して現れたと説明している。

ただし、反発シナリオの前提として同氏が挙げたのは1.06ドルの突破だ。約30億XRPの売買が積み上がった抵抗帯である1.06ドルを月足終値で上回れば、1.35ドル、さらに1.64ドルまで上値余地が広がるとしている。

短期的な分岐点は、下値の1ドルと上値の1.06ドルにある。1ドル近辺で下げ止まればダブルボトム形成への期待が高まる。逆に1ドル割れが定着すれば、下落圧力が一段と強まる可能性がある。

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