Motif Technologiesは8月11日、独自開発の大規模言語モデル(LLM)「Motif-2-12.7B(Motif 2)」をMicrosoft Marketplaceで提供開始したと発表した。
Microsoft Marketplaceは、クラウドソリューションやAIアプリケーション、AIエージェントなどを検索し、導入できるオンラインプラットフォームだ。
企業ユーザーはMarketplaceでMotif 2を選択することで、Microsoft Azure上にAPIエンドポイントを構築し、生成AIサービスに活用できる。新たにインフラを構築することなく、既存のAzure環境でモデルのデプロイや運用が可能なほか、費用処理も既存のMicrosoft契約や購買プロセスに沿って進められる。
Motif 2は、Motif Technologiesがモデル設計から学習までを自社で手掛けた127億パラメータ規模の推論特化型LLM。2025年11月にオープンソースとして公開しており、数学問題の解答、コード生成、論理推論、指示追従、エージェントツールの活用などに重点を置いている。
同社は後継モデル「Motif 3」についても、このほど開発を完了し、政府の「独自AIファウンデーションモデルプロジェクト」の第2次評価に向けて提出した。
Motif 3は3140億パラメータ規模のファウンデーションモデル。7月末に公開したベータ版は、AIモデル評価機関Artificial Analysisの総合性能指標「AAII」で世界11位タイ、オープンソースモデルでは3位タイを記録した。審査日程に合わせ、技術報告書と最終モデルをオープンソースで公開する予定という。
同社は今回のMarketplace掲載を機に、世界のAzureユーザー向けにモデル提供を拡大し、業種別の生成AI導入を支援する方針だ。
イム・ジョンファン代表は「今回のMicrosoft Marketplace掲載は、国内で開発した独自AIモデルとグローバル顧客との接点を広げる基盤が整った点に意義がある」としたうえで、「企業がより容易にAIを活用できるよう、モデルとサービスを継続的に提供していく」とコメントした。
MicrosoftでAzureのプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントを務めるシリル・ベリコフ氏は、「Motif 2がMicrosoft Marketplaceのエコシステムに加わることをうれしく思う」と述べた。