ESTsoft傘下のセキュリティ企業ESTsecurityは8月11日、LG AI研究院のAIモデル「K-EXAONE」と連携するエンドポイント検知・対応(EDR)製品「ALYac Agentic EDR」を発表した。
同製品は、チャットボット型の支援にとどまらず、セキュリティ運用全体を支援するAIエージェントを搭載するのが特徴。EDRに組み込まれたAIエージェントが、リアルタイムの脅威検知、攻撃の時系列再構成、対応策の提案、報告書作成までを一貫して担うという。
連携する「K-EXAONE」は、政府主導の独自ファウンデーションモデル事業に向けてLG AI研究院が提示したAIモデルだ。
ESTsecurityのテストでは、AIエージェント導入前と比べ、攻撃検知1件当たりの平均分析時間を約8秒短縮した。報告書の作成速度は60倍以上に高まり、分析業務の80%を自動化したという。
また、プロセス終了などの主要な制御操作については、セキュリティ担当者の最終承認を必要とする「Human in the Loop」方式を採用した。AIの自律的な判断に対する安全性に配慮した設計で、国家情報院とKISAのガイドラインに準拠し、オンプレミス前提のネットワーク分離環境にも対応する。
ESTsecurityのチョン・サンウォン代表は「ESTsoftのAI技術とESTsecurityのセキュリティ技術を組み合わせ、独自AIファウンデーションモデルに基づくセキュリティソリューションを商用化できた」とコメントした。
そのうえで「AIエージェントベースのALYac Agentic EDRを通じて、コンプライアンス要件の厳しい公共分野を足がかりに、次世代のK-AIセキュリティエコシステムをリードしていく」と述べた。