NHNは11日、2026年4〜6月期(第2四半期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比25.3%増の7579億ウォン、営業利益は164.1%増の579億ウォン。いずれも四半期ベースで過去最高を更新した。
事業別に見ると、ゲーム部門の売上高は前年同期比21.5%増、前四半期比9.3%増の1396億ウォンだった。ウェブボードゲームの売上が前年同期比15%増加したほか、日本では「#コンパス」と「チェンソーマン」のコラボ効果などにより、モバイルゲームの売上高が47%伸びた。
決済部門は前年同期比27.3%増、前四半期比11.1%増の3940億ウォン。子会社のNHN KCPで新規の大型加盟店獲得が進み、取扱高が前年同期比34%増となったことが増収をけん引した。
技術部門の売上高は、AI向けGPU事業の拡大を追い風に、前年同期比52.9%増、前四半期比27.1%増の1598億ウォンとなった。NHN Cloudはソウルのヤンピョンリージョンで、NVIDIA B200ベースのGPU as a Serviceの提供を開始しており、売上高は85.3%増加した。
日本法人のNHN Techorusも、Amazon Web Services(AWS)のリセール事業拡大を背景に、売上高が27.0%増加した。その他部門の売上高は8.8%減の880億ウォンだった。
NHNは下期も主要事業の成長を維持する方針だ。ゲーム事業では、日本のNHN PlayArtと協業する新作「幻想世界のプチ抱擁」を今冬に投入する予定。9月開催の東京ゲームショウにも出展し、新作タイトルとライブゲームを披露する計画としている。
決済事業では、ステーブルコインを基盤とした決済モデルの高度化を進める。NHN KCPは7月、ブロックチェーン企業Avalancheと共同開発したメインネットを基に、PAYCOアプリ内でデジタルウォレットの決済・精算デモを完了したという。
技術事業を担うNHN Cloudは、拡大するGPU需要に対応するため、来年までに最低30メガワット(MW)規模のAIデータセンターを追加で確保する計画だ。既存リージョンでも、B300以上の最新GPU資産の拡充を進める。
チョン・ウジン代表は「ここ数年取り組んできた経営効率化とコスト統制の成果が、利益として表れた最初の四半期だ」と述べたうえで、「これを成長局面の出発点とし、下期もこの流れを継続していく」とコメントした。