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イスラエルのサイバーセキュリティAIスタートアップCormaは10日(現地時間)、防御特化のサイバーセキュリティAI開発に向け、シードラウンドで6000万ドルを調達したと発表した。

調達ラウンドはSequoia Capitalが主導し、Khosla VenturesとKotuが参加した。資金は、多分野にまたがるチームの拡充に加え、事前学習・事後学習を含む研究開発やサイバーセキュリティ研究への投資、企業顧客向けAI防御エージェントの強化に充てる。

Cormaは2025年設立。防御特化のサイバーセキュリティ向け基盤モデルの構築を進めている。同社プラットフォームは、セキュリティデータの分析やシグナルの相関分析、複雑な攻撃キャンペーンへの対応を担う自律型AIエージェントの活用を想定している。

今回の調達は、AIがサイバー攻撃とセキュリティ運用の双方を変えつつある中で実施された。汎用モデルは、コーディングや推論、複雑な多段階タスクの遂行能力を高めている一方、防御側には別の難しさがあるという。

セキュリティチームは、膨大なログやネットワーク活動、アラートを処理しなければならない。加えて、長期間にわたって現れる微弱なシグナルを結び付けながら、数千件に及ぶ判断でも精度を維持する必要がある。Cormaの研究では、企業環境のシミュレーションでAI攻撃者が88%のケースで成功した一方、同じモデルが自ら生成した脅威を検知できたのは12%にとどまった。

同社によると、こうした能力は攻撃側に悪用される可能性もある。攻撃者はAIを使って脆弱性の探索やエクスプロイト開発を進め、より巧妙な攻撃の高度化に活用できるという。

一方、初期導入の結果では、CormaのAIエージェントによって脅威対応時間を94%以上短縮し、複数領域にまたがるセキュリティ対応範囲を15倍に拡大したとしている。

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