米サイバーセキュリティ株が10日(現地時間)に上昇し、CrowdStrikeとPalo Alto Networksはともに5%超上げて過去最高値を更新した。AIを悪用した攻撃への警戒感が強まるなか、AI対応のセキュリティ製品への需要拡大期待が相場を押し上げた。
CNBCによると、米ラスベガスで開かれたセキュリティ関連イベントを通じ、関連銘柄全般に買いが広がった。
投資家心理を支えたのは、AIエージェントが脅威の構図を大きく変えつつあるとの見方だ。BTIGは、パートナー、ベンダー、顧客の間で「AIエージェントが脅威環境を変えた」との認識が一貫して確認されたと指摘。攻撃環境は明確に悪化している一方、AIセキュリティツールの導入はなお初期段階にあるとの見方を示した。
企業は、新たな攻撃モデルによる高速化したサイバー攻撃に対応するため、セキュリティベンダーのエージェント型ツールを求めているという。先週ラスベガスで開かれた「Black Hat」でも、経営陣や見込み顧客の間で、暴走するAIエージェントからシステムを守るための対策を探る動きが目立った。
BTIGはPalo Alto Networksの目標株価を380ドルに引き上げた。7日終値に対して約4%高い水準となる。
CrowdStrikeについても、目標株価を237ドルへ上方修正した。7日終値比では約11%高い。BTIGは、AIがエンドポイントセキュリティ分野で新たなモダナイゼーションの波を生み、CrowdStrikeの中核事業に直接的な追い風になるとみている。
BTIGはこのほか、Rubrikの目標株価も109ドルに引き上げた。
他のサイバーセキュリティ関連株にも買いが波及した。TenableとRubrikは7%超上昇し、NetskopeとZscalerもそれぞれ約5%高となった。