XRP(写真:Shutterstock)

XRPが終値ベースで2026年の年初来安値を更新し、1ドルの節目を巡る攻防が改めて意識されている。主要移動平均線が上値抵抗として機能するなか、目先は1.01ドル近辺の下値支持を維持できるかが焦点となっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが7日(現地時間)に報じたところによると、XRPは6日に1.027ドルで取引を終え、2026年の終値として最も低い水準を付けた。

日中安値では、6月26日に1.009ドルまで下げた場面があった。ただ、当時は引けにかけて下げを戻し、終値ベースでの安値更新は回避していた。今回は年初来の低水準で引けたことで、市場の視線は再び1ドルの支持線に向かっている。1ドルを明確に割り込めば、2024年11月以来となる。

足元の軟調地合いについては、テクニカル面で複数の抵抗線を突破できなかった流れが重なっている。暗号資産アナリストのChartnerdは、XRPが主要移動平均線に繰り返し押し戻されてきたと指摘した。直近10週間のうち8週間で50日指数移動平均線が上値抵抗となり、足元では20日指数移動平均線も回復できず、1.01ドル近辺まで下押し圧力が強まったとの見方を示した。

日足チャートでは、上昇を支えてきたトレンドラインが崩れた後、6月26日の安値近辺の支持帯を再び試す動きも確認された。一方でChartnerdは、現在の支持帯が短期的な反発の起点になる可能性もあるとみている。ただし、その場合も相場の大勢が反転するというよりは、売られ過ぎの反動による一時的な戻りにとどまる可能性が高いとしている。

ビットコインに対する相対的な弱さも鮮明になっている。Chartnerdは、XRPはBTC建てで一段と弱含んでおり、6月中旬以降にBTC比で約17%下落したと説明した。こうした低迷は年末まで続く可能性が高いとし、相場構造の変化を示すシグナルが確認されるまでは、高値切り下げのパターンに警戒が必要だと述べた。

相場の見方は分かれている。市場コメンテーターのJake Claverは、XRPが一時的に支持線を割り込んだ後、過去のサイクルと同様に反発する可能性があると指摘した。一方、Chartnerdは、足元では相場構造の崩れが生じており、XRPがビットコインに対してアンダーパフォームし続ける公算が大きいと反論した。

需給面では、より低い価格帯に強い買い需要が控えているとの見方もある。Chartnerdは、過去にもこうした局面がXRP/BTCの相対的な強さや、対ドルでの反発に先行して現れた例があったと説明した。短期的には、まず1.01ドル近辺の支持が維持されるかが注目点となる。

実際の値動きも弱さを示している。XRPは直近1カ月で4%下落した一方、年初来リターンは45.42%を維持している。これに対し、ビットコインは直近24時間で0.33%上昇し、直近1カ月でも4.64%上昇した。市場では、XRPが1.01ドルを守り切るのか、それとも1ドルを割り込み下落基調を強めるのかが、短期的な方向感を左右する要因として注視されている。

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