Searchdogは8月10日、NVIDIAのスタートアップ支援プログラム「NVIDIA Inception」の支援先企業に選定されたと発表した。大規模文書や図面、BIMなど、社内に分散する産業データを構造化し、EPC業界向けに活用するAI技術の展開を進める。
同社は、Amazon Web Services、Naver、Samsung出身のエンジニアが設立した産業データAIスタートアップ。大規模言語モデル(LLM)では扱いにくい大規模文書や図面を解析する技術を開発しており、設計・調達・建設(EPC)分野を主力市場と位置付けている。
サービスの中核は、契約書や仕様書、図面、BIM、公文書など、企業内に分散するデータを連携し、検索・比較・検証・生成を可能にする点にある。契約条項や表、図面オブジェクト間の参照関係、業界ごとの専門用語、文書の改定履歴などを構造化して分析できるという。
同社によると、Samsung C&Tをはじめとする韓国の建設会社に関連サービスを提供している。
資金調達面では、1月にシリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルAsia2GとFuturePlayから75万ドルのシード投資を受けた。4月には、信用保証基金の革新スタートアップ成長支援プログラムを通じて20億ウォン(約2億2000万円)規模の資金を確保した。
Searchdogのペク・ジュンソン代表は「韓国大手建設会社との実証を通じて得た成果を基に、グローバルEPC市場へ事業を拡大する」とコメントした。
著者について