ブロックチェーン分析企業Nansenの創業者でCEOを務めるアレックス・スバネビク氏は8日、ビットコインが再び6万ドルを下回る可能性は低いとの見方を示した。Cointelegraphが報じた。
同氏は、6万ドル前後が今回のビットコイン相場における底値水準になり得るとみている。
背景として、ビットコインは中央銀行による通貨供給の拡大に対するヘッジ手段として機能するとの認識を示した。世界的なマネー拡張の流れもしばらく続くと見込んでいる。
ビットコインは2月初旬に6万ドル近辺まで下落した後、反発した。その後はいったん同水準を割り込む場面もあったが、足元ではおおむね横ばい圏で推移している。
スバネビク氏はまた、暗号資産市場がこの10年余り続いてきた「短期で大きなリターンを狙う市場」というイメージから徐々に変わりつつあると指摘した。これまでブロックチェーンが暗号資産中心の投機色の強い領域にとどまっていたとすれば、足元ではトークン化された株式やS&P500などの指数、Hyperliquidでの取引といった、より現実の金融市場に近い領域へと広がっていると説明した。暗号資産以外の資産を取り込む余地が広がっているとの見方も示した。
個別では、SolanaとHyperliquidに注目しているという。Solanaについては、ミームコイン偏重のチェーンとの見方を否定し、エコシステムを主導するチームの事業開発力を強みとして挙げた。過去30日間でSolanaの価格は9.60%下落しているが、今後12カ月の値動きを予測する考えは示さなかった。
また、7月1日に立ち上がったEthereumのレイヤー2ネットワーク「Robinhood Chain」についても前向きに評価した。Robinhood ChainはBaseの有力な競合に浮上する可能性がある一方、独自トークンを発行する可能性は低いとみている。ユーザー基盤の獲得にトークンが不可欠な構造ではないうえ、Nasdaq上場企業として自社株と競合し得るトークン商品を投入する動機も大きくないためだ。