LG Displayが7月22日発表した2026年4〜6月期の連結決算は、売上高が5兆6121億ウォン(約6173億円)、営業損益が1077億ウォンの赤字(約118億円)だった。前四半期比で営業赤字に転落したものの、上期累計では390億ウォン(約43億円)の営業黒字を確保した。
4〜6月期の営業赤字について同社は、主な要因として季節要因と一時費用の2点を挙げた。季節的な閑散期に当たり、セットメーカーが下期の新製品投入を前に部品在庫を調整するため、ディスプレイ需要が鈍化したとしている。
加えて、人員運営の効率化に伴う一時費用も収益を押し下げたと説明した。
一方、上期累計では前年同期比で1216億ウォン(約134億円)の損益改善となった。同社は、OLED中心の事業構造への転換が寄与したとしている。
4〜6月期の売上高5兆6121億ウォンは前四半期比1%増だった。EBITDAは8724億ウォン(約960億円)で、同24%減となった。
CFOのキム・ソンヒョン氏は「第2四半期も一時要因を除けば、事業本来の収益性は黒字基調を維持した」とコメントした。その上で、「下期も原価革新の高度化と事業競争力の強化を通じ、通期での業績改善を継続的に推進し、安定した収益構造を一段と強化する」との考えを示した。
下期戦略の中核には「AX(AI転換)原価革新」を据える。単なるコスト削減ではなく、AX技術を活用して開発・製造・生産の各工程の効率化を進める方針だ。
中小型事業では差別化技術に経営資源を集中し、生産体制を最適化して市場変化に柔軟に対応する。大型事業では、差別化技術と原価競争力を備えた製品ラインアップを通じて、プレミアム市場でのリーダーシップ強化を狙う。
また、LCDからOLEDへの転換が進むモニター市場に向けては、ゲーミングOLEDモニターなど高付加価値製品のラインアップを拡充し、出荷拡大を図る方針だ。