「量子技術理解の日」のポスター。写真提供:韓国科学技術情報通信部

韓国科学技術情報通信部は9月3日、大田の韓国研究財団庁舎で「量子技術理解の日」を開催する。量子技術とAI、半導体、バイオなど先端分野の融合研究を広げる狙いで、学会・研究者・産業界の関係者が議論を交わす。

今回の開催は、韓国政府が先月、量子分野を未来成長動力「7大SEED」の次世代フロンティア分野に位置付けたことを踏まえた取り組み。会合には、AI・計算機工学、半導体・電子工学、素材・化学、創薬・バイオ分野の学会や研究者、産業界の関係者が参加し、量子技術と他分野の融合の方向性を議論する。

招待講演では、ソウル市立大学のアンド・ヨル氏が「量子マシンラーニングを超えて――物理法則が導くサイエンス・ファウンデーションモデルへ」をテーマに発表する。データ中心の量子機械学習の限界を示した上で、物理法則を学習に反映したサイエンス・ファウンデーションモデルの発展方向を提示する。

また、ハム・ジェギュン韓国科学技術情報研究院(KISTI)団長は、「量子ハイウェイ建設――量子コンピューターとスーパーコンピューターをつなぐ戦略インフラ」をテーマに講演する。量子コンピューターとスーパーコンピューターを連携させるハイブリッド実行環境の構築戦略を紹介する予定だ。

事業説明会では、「量子・AI融合挑戦研究事業」や「イオントラップ・光集積回路量子プロセッサー中核技術開発事業」などの新規事業について、推進の方向性を共有する。韓国科学技術情報通信部は、集中討議と質疑応答を通じて、新たな研究テーマの提案を含む現場の意見も取りまとめる方針だ。

キム・ソンス韓国科学技術情報通信部研究開発政策室長は「量子分野では、各産業の課題を深く理解する研究者が参加することでイノベーションを加速できる」とした上で、「多様な分野の産学研の研究者が量子分野の国家研究開発事業に参加できるよう、多分野融合と産業活用事例の発掘を支援していく」と述べた。

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