Ethereumのイメージ写真=Shutterstock

11年間動きのなかったEthereumのプレマインウォレットが再び稼働した。2000ETHの移動が確認され、初期アドレスの再稼働が相次ぐ中で、市場の関心を集めている。一方で、機関投資家によるEthereumの買い増しも続いている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが20日(現地時間)に報じたところによると、ブロックチェーン追跡アカウントのWhale Alertは、2000ETHを保有する休眠中のプレマインアドレスが11年ぶりに動いたと伝えた。

今回動いた資金の現在価値は約379万ドル(約5億6900万円)。このウォレットが初めて資金を受け取った2015年当時の評価額は約620ドルだった。長期間動いていなかった初期のEthereumがオンチェーン上で再び確認されたことで、市場の注目を集めている。

初期のEthereumアドレスの再稼働は、このところ相次いでいる。Whale Alertは4月末にも、1万ETHを保有するプレマインウォレットが10.8年の休眠を経て再び動いたと報告した。当時の価値は約2290万ドル(約34億3500万円)だった。

5月にも、Ethereum立ち上げ初期から動いていなかった複数のアドレスの稼働が確認された。2000ETH、790ETH、400ETHを保有するウォレットが動き出し、3月には401ETH、2月には99ETHを保有するプレマインウォレットについても、10年以上の休眠を経て送金が確認されている。

6月にはこうした事例の報告はなかった。今回の動きは、7月に入って初めて確認された初期プレマインウォレットの再稼働事例となる。

長期休眠ウォレットの再始動はEthereumに限らない。Whale Alertは今年初め、2100BTCと500BTCを保有するビットコインウォレット2件についても再稼働を確認した。両ウォレットはそれぞれ13年、12年以上にわたり手つかずの状態だったという。

一方、機関投資家によるEthereumの追加取得も続く。Onchain Lensによると、Bitmineは過去1週間で7430ETHを買い増しし、総保有量を578万ETHへ引き上げた。うち491万ETHはステーキングされており、Ethereum保有分の価値は約109億ドル(約1兆6350億円)。暗号資産と現金、その他資産を合算した総保有額は115億ドル(約1兆7250億円)規模と伝えられている。

市場では、長期にわたり固定されていた初期資金が動き出す一方で、機関投資家が保有を積み増すという二つの動きが並行して進んでいる。記事執筆時点でEthereumは1ETH=約1900ドル(約28万5000円)で取引されていた。

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