Amotechは7月15日、高性能光ネットワーク向けの超高周波・広帯域の積層セラミックコンデンサー(MLCC)の量産を本格化し、2026年下期から米国の光通信企業への供給を開始すると発表した。AIデータセンター向け部材の供給拡大を通じ、市場参入を本格化する。
MLCCは電子回路内の電流を安定させる部品で、AIサーバーや光通信機器の高速信号処理に欠かせない。需給逼迫が続くなか、同社によると、AIや車載向けを中心に受注が拡大しているという。
同社は2026年下期から米国の光通信企業に広帯域MLCCを供給する。2027年には、高付加価値の超広帯域MLCCも追加納入する計画だ。あわせて、米国、台湾、中国のAIデータセンター向け高速光通信ネットワーク企業にも供給先を拡大する方針としている。
北米の大手半導体企業と共同開発している特殊用途向けの超小型広帯域MLCCは、現在評価段階にある。2026年末からの本格採用を見込む。AI向けMLCCの売上高は、2026年末に2025年比で10倍超に拡大し、2027年も前年比5倍の成長を見込んでいる。
同社関係者は「AI市場の拡大に伴い、高性能GPUや超高速光ネットワークインフラへの投資が世界的に急増している。当社のAI向け超高周波製品と高圧MLCCの技術力が競争力として評価されている」とコメントした。その上で「下期のAI向けMLCCの量産・供給を機に、AIデータセンターとグローバル車載市場をカバーする中核部品サプライヤーとしての地位確立を目指す」とした。
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