韓国の科学技術情報通信部と産業通商資源部は14日、「2026年上半期および6月のICT輸出入動向」を公表した。2026年上期のICT輸出額は2538億6000万ドルとなり、過去最高を更新した。AI需要の拡大を背景に、半導体とSSDが全体の伸びを主導した。
上期のICT輸出は前年同期比120.5%増、輸入は932億1000万ドルで31.3%増だった。貿易収支は1606億5000万ドルの黒字となった。
輸出額は、これまでの上期最高だった2022年の1224億6000万ドルを大きく上回った。全産業の輸出に占めるICTの比率は51.1%と、初めて50%を超えた。貿易黒字も、年間ベースで過去最大だった2018年の1132億2000万ドルを、半年時点で既に上回った。
■半導体・SSDが輸出拡大を主導
品目別では、半導体の輸出が1924億3000万ドルで、前年同期比162.5%増となった。AIサーバー投資の拡大に伴うメモリ需要の増加と価格上昇が押し上げ要因となった。上期の半導体輸出額は、前年通年の1734億9000万ドルも10.9%上回った。
コンピュータ・周辺機器の輸出は221億6000万ドルで233.8%増。このうちSSDは199億4000万ドルで317.5%増となり、同分野の輸出の90%を占めた。
携帯電話は、高性能端末やカメラモジュールなど高付加価値部品の需要増を背景に、38%増の84億ドルだった。ディスプレーは90億3000万ドルで3.8%増、通信機器は12億4000万ドルで7.3%増となった。
地域別では、中国・香港向けが1011億6000万ドルで141%増。米国向けは半導体とSSDの好調を受け、215.6%増の454億4000万ドルに拡大した。ベトナム向けは332億4000万ドルで74.5%増、台湾向けは296億8000万ドルで92.5%増だった。EU、日本、インド向けもそれぞれ70.1%、36.3%、48.6%増加した。
一方、上期のICT輸入は、半導体や携帯電話、コンピュータ・周辺機器など主要品目が総じて増加した。AI競争力の強化を目的とした中・大型コンピュータの輸入は28億5000万ドルで、63.7%増となった。
■6月のICT輸出は572億9000万ドル、月次で過去最高
6月のICT輸出は初めて500億ドルを突破した。輸出額は572億9000万ドルで前年同月比160.4%増、輸入は182億ドルで46.4%増だった。貿易収支は390億9000万ドルの黒字となった。
月次のICT輸出額は、5月の477億9000万ドルを上回り、過去最高を更新した。貿易黒字も前月の322億5000万ドルを超え、過去最大を記録した。
6月の半導体輸出は448億2000万ドルで199.4%増。AIサーバー向けメモリの出荷拡大と価格上昇を背景に、月次ベースで過去最大となった。コンピュータ・周辺機器は55億7000万ドルで284.7%増、このうちSSDは51億6000万ドルで354.6%増だった。
ディスプレーは16億8000万ドルで30.3%増、携帯電話は12億8000万ドルで62.5%増、通信機器は2億4000万ドルで23%増となった。
地域別では、中国・香港向けが230億8000万ドルで192.4%増、米国向けは106億ドルで246.5%増、ベトナム向けは66億4000万ドルで109.7%増だった。
6月のICT輸入も、半導体やコンピュータ・周辺機器を中心に主要品目が増加した。半導体輸入は104億3000万ドルで前年同月比65.1%増、コンピュータ・周辺機器は18億1000万ドルで50.4%増だった。携帯電話は10億4000万ドルで56.4%増、ディスプレーは5億ドルで17.1%増、通信機器は3億9000万ドルで17.7%増となった。
輸入先別では、中国・香港が45億3000万ドルで3.3%増、台湾は31億5000万ドルで28.6%増、ベトナムは17億5000万ドルで26%増、日本は16億8000万ドルで51.3%増だった。一方、米国からの輸入は7億8000万ドルで3.5%減少した。