イ・ジェミョン大統領は13日、AI半導体の好況で見込まれる追加税収を財源に「未来対応基金」を新設すると表明した。基金は未来分野、若者、地方、教育分野への重点投資に充てる。あわせて来年度予算の総支出について、今年の本予算比で10%超増となる800兆ウォン超の規模を目指す方針も示した。
イ・ジェミョン大統領は同日、青瓦台で開いた国家財政戦略会議の冒頭発言で、「AI革命がもたらした半導体の大好況によって、前例のない規模の追加税収が見込まれる」と述べた。その上で、「この大規模な追加税収を未来対応のための戦略的な投資財源として活用する」と強調した。
さらに、「今回の追加税収は、世界のAI覇権を左右する重要な局面に投じるべき貴重な財源だ」とし、「大胆かつ継続的な投資を支える戦略的な投資基盤が必要だ」と説明した。
政府が先に打ち出した半導体、フィジカルAI、AIデータセンターの3大プロジェクトについても、引き続き支援する考えを示した。イ・ジェミョン大統領は「企業の投資計画が予定通り進むよう、政府の力を総動員して集中的に支援する」と述べた。
あわせて、電力と用水の安定供給に加え、交通、物流などのインフラ拡充、住まい、教育、医療、文化を含む居住環境の整備を進め、新たな成長拠点を育成する方針も示した。
財政運営の原則としては「共に成長する社会」を掲げた。イ・ジェミョン大統領は、社会に出る若者に対し、就職から住まい、資産形成まで切れ目のない支援体制を整える考えを示した。
また、「AI時代に避けられず増えていく非典型労働者についても、もれなく保護できるよう社会安全網を強化する」と述べた。
会議では、パク・ホングン企画予算処長官が来年度予算編成の方向性を説明した。パク長官は「来年度の総支出は今年の本予算より10%以上拡大し、800兆ウォン超の水準で編成する」と述べた。
政府の財政支出が前年比で2桁増となるのは異例で、総支出が800兆ウォンを超えるのも初めてとなる。
パク長官は「歳入環境と、国家レベルで集中投資する必要性を総合的に反映した」と説明。「増加した税収を基に、支出構造の見直しも並行して進め、過去最大規模の投資財源を確保する」と付け加えた。