BNK Financial Groupは7月15日、釜山・蔚山・慶南地域に軸足を置く下半期の組織改編を実施したと発表した。地域の基幹産業支援を柱に、持株会社では地域経済研究、ESG、AX、デジタル資産を担う新組織を設け、釜山銀行と慶南銀行では産業金融の体制を強化する。
今回の改編は、地域経済への対応力強化、地域と連動したESG戦略の推進、将来の金融環境変化への備えを主眼とする。対象は持株会社と主要子会社だ。
持株会社では、BNK経営研究院の下に「釜山・蔚山・慶南経済研究チーム」を新設する。釜山・蔚山・慶南地域の産業・経済動向を分析し、グループの経営戦略に反映させる。
また、地域課題と結び付いたESGアジェンダを発掘するため、「釜山・蔚山・慶南ESG戦略チーム」も設ける。地域社会と連携したESG事業を広げ、地域共生戦略の具体化につなげる考えだ。
先端金融分野では、グループ全体のAXを統括する「AX推進団」を立ち上げる。AI活用による業務革新とデジタル転換を横断的に推進する役割を担う。
あわせて、決済とデジタル資産を担当する「デジタル資産推進団」も新設する。デジタル資産を巡る制度や市場環境の変化を踏まえ、関連事業の機会を検討する。
釜山銀行と慶南銀行はそれぞれ、「産業金融戦略チーム」を新設する。小型モジュール炉(SMR)、防衛産業、宇宙航空、環境対応型造船など、釜山・蔚山・慶南地域の戦略産業を軸に金融支援体制を整える方針だ。
釜山銀行はこのほか、「海洋金融推進団」を新設する。技術評価機能は革新成長金融団に移し、ベンチャー企業やスタートアップ向けの投資・金融支援機能を強化する。
慶南銀行は「企業承継支援チーム」を設ける。企業承継コンサルティングと金融支援を組み合わせ、地域企業の事業承継と継続を後押しする。
BNK Financial Groupの関係者は「地域の戦略産業に対する生産的な金融支援を拡大するとともに、AIとデジタル資産への対応も強化していく」と述べた。