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米上院で暗号資産の市場構造法案を巡る審議が加速する中、シンシア・ルミス上院議員は14日、Clarity法案の全文を数日中に公表すると明らかにした。上院は8月7日の休会入り前の採決を目指しているが、成立に必要な60票を確保できるかはなお不透明だ。

ブロックチェーンメディア「The Defiant」によると、ルミス氏は同日、X(旧Twitter)への投稿で法案公表が近いと説明し、休会前の採決実現に意欲を示した。

ルミス氏は「10カ月にわたり毎日Clarity法案を磨き上げてきた。数日以内に法案テキストを公表する」と投稿。「今こそこの飛行機を着陸させる時だ」とも述べ、不正資金対策や消費者保護、関連市場の米国内維持を法案の狙いとして挙げた。

この発言は、上院が休会入りを迎える直前の局面で出た。上院は8月7日の休会入りまで約3週間しかなく、法案を本会議で通過させるには限られた時間の中で調整を進める必要がある。

法案成立には60票の賛成が必要だが、現時点でその見通しは立っていない。ルミス氏は条文公表の具体的な日時には言及しなかった。

Clarity法案を巡っては、今年に入り審議が段階的に進んできた。5月には上院銀行委員会が309ページの草案を公表し、先月には審議の舞台が上院本会議に移った。

下院も上院の動きに歩調を合わせ、独自法案の審議を加速させる構えだ。並行手続きの一環として、7月中旬に公聴会を予定している。

もっとも、上院通過の最大の変数は民主党票だ。支持を明確にしている民主党議員は、ルベン・ガジェゴ氏とアンジェラ・アルソブルックス氏の2人にとどまる。

他の民主党議員は、ドナルド・トランプ大統領が公表した暗号資産関連収入を巡る問題に懸念を示している。

法案では、ステーブルコインの利息付与に関する条項も争点となっている。銀行業界団体は、現行の文言ではステーブルコインが銀行預金の代替となるのを十分に防げないとして反発している。

この論点は、17日に予定される下院公聴会を前に、さらに注目を集めている。

こうした中でも、ルミス氏は上院での採決を引き続き促している。法案全文の公表後に交渉をどこまで加速できるか、そして残された期間内に民主党票をどこまで積み増せるかが、8月休会前の立法の行方を左右する焦点となる。

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