LG HelloVisionは7月15日、2025年と2026年上期のESGの取り組みをまとめたサステナビリティ報告書を公表した。AIを活用した地域社会との共生施策を柱に据え、重要性評価を通じて5つの重要課題も示した。
報告書の作成にあたっては、従業員、顧客、政府、メディア、地域社会など7つのステークホルダーグループを対象に重要性評価を実施した。その結果、情報セキュリティ・顧客情報保護、顧客満足、倫理・コンプライアンス経営、地域社会への参画、気候変動対応を重要課題に特定した。
今回の報告書では、AIを活用した共生活動とその成果を重点的に取り上げた。社内では、AIエージェントのハッカソンや従業員向けAI教育、AIによる顧客問い合わせ分析などを通じ、AI転換(AX)を支える組織文化の定着を進めている。
社外では、小規模事業者向けのAIデジタル教室や、多文化家庭向けのAI教育、シニア層のデジタル活用力向上に向けたコンテンツ放送を支援している。青少年向けには、AIやデジタル機器の弊害を防ぐための教育も実施しており、2025年の安全文化分野での功績により、行政安全部長官表彰を受けた。
公式YouTubeチャンネル「HelloLife」の登録者数は100万人を突破した。韓国の有料放送プラットフォームとして初めて、YouTubeのゴールドボタンを獲得したという。あわせて、気候危機対応に向けた環境キャンペーンや、官民連携による生物多様性保全プログラムも運営している。
このほか、安全保健マネジメントシステムの「ISO 45001」認証を維持し、情報保護および個人情報保護管理体系「ISMS-P」認証も取得した。
LG HelloVisionのイム・ソンウォン広報対外協力センター常務は「AI技術の普及などでメディア環境が変化する中でも、事業成長とESG経営を両立していく」とコメントした。
報告書は、GRIスタンダードの最新基準に準拠して作成し、専門の検証機関による第三者検証を経た。企業開示資料とLG HelloVisionのホームページで閲覧できる。