Frontier Airlinesは2027年初め、SpaceXの衛星通信サービス「Starlink」を活用した機内Wi-Fiを導入する。米CNBCが14日(現地時間)に報じた。Volaris、Wizz Air、JetSmart、Cebu Pacificを含むLCC4社は、来年初めからStarlinkによる機内インターネットサービスを順次提供する予定だ。
Frontier Airlinesは、Starlinkを搭載した初のAirbus機を2027年初めに投入する。4社合計の保有機材は1000機を超えるという。
Frontier Airlinesは、米航空各社の中でも機内Wi-Fiの導入で出遅れていた。バリー・ビフル前CEOはこれまで、機器搭載による機体重量の増加を懸念し、導入に慎重だったと説明している。
同社は2022年にStarlinkと機内Wi-Fi導入に向けた協議を進めていた。ただ、乗客向けに無料提供するかどうかについては、現時点で明らかにしていない。
Starlinkを採用する主要航空会社の多くは、ロイヤルティープログラム会員向けに無料Wi-Fiを提供している。StarlinkはUnited AirlinesやAmerican Airlinesを含む世界40社超の航空会社と契約している。
今回の契約に参加したLCC4社はいずれも、Indigo Partnersの出資を受けている。Indigo Partnersは、航空業界への投資で知られるビル・フランク氏が率いる投資会社だ。
LCC各社には、事業戦略の見直しを迫る圧力も強まっている。大手航空会社が前方客室で収益を伸ばす一方、座席やアメニティを最小限に抑えた従来型LCCモデルは揺らいでいるためだ。Frontier Airlinesもこうした流れを受け、来年にファーストクラス座席を導入する方針だ。