Hypercloudは7月15日、Qualcomm Incorporatedの社会貢献プログラム「Qualcomm For Good」の一環として、ソウル歴史博物館でARグラスを活用したXR展示を実施すると発表した。来館者はARグラスを通じて、ソウルの歴史を空間の中で体験できる。
展示には、PNC Solutionが開発したARグラス「MetaLens2」を採用する。端末にはQualcommの「Snapdragon XR2プラットフォーム」を搭載した。
来館者がグラスを装着して館内を移動すると、位置情報に応じてコンテンツが自動表示される。ハンズフリーで体験できるのが特徴だ。
展示コンセプトは「ソウル時間旅行(Time Travel in Seoul)」。朝鮮時代から日本統治期、現代に至るまでのソウルの変化を、一連の流れとしてたどれる構成とした。
体験コンテンツは、都市防衛体系を3Dで再現した「漢陽都城」、現存しない城門をくぐる体験ができる「敦義門」、路面電車の車内を見渡せる「京城電車」、人力車、1988年ソウル五輪を再現した「グルロンセ少年」などで構成する。展示期間は2026年7月初旬から10月末まで。
Hypercloudのパク・ギョンギュ代表は「文化遺産を単に『見る』対象ではなく、直接『体験する』物語として再解釈する試みだ」とコメントした。
そのうえで「Snapdragon XR2プラットフォームに当社のコンテンツ技術を組み合わせることで、文化や技術に触れる機会が限られていた人にとっても、ソウルの時間をより身近に感じられるようになることを期待している」と述べた。
また、「技術が先に進むほど、守るべき物語や目を向けるべき場所をともに大切にしていくことが、変わらない課題だ」と語った。
Qualcomm Koreaのキム・サンピョ社長は「Snapdragonプラットフォームは、ウェアラブルからXRまで幅広いデバイスやフォームファクターでパーソナルAIを実現し、効率的なオンデバイスAIを支える」と説明した。
さらに「ソウル歴史博物館で実施する今回のARグラス活用XR展示は、Snapdragon XRプラットフォームの先進技術が生み出す、高い没入感とインテリジェントな体験を示す事例だ」と述べた。