Dogecoinの大口保有者の動向に市場の関心が集まっている。写真=Shutterstock

Dogecoin約40億枚が暗号資産取引所Binanceから不明ウォレットに送金された。ブロックチェーンメディアのU.Todayが7日、報じた。2026年に入って確認された中でも最大級の移動の一つとみられ、市場では取引所外への大口資金移動として注目を集めている。

送金量は39億9999万9999DOGE。手数料は1.5331DOGEだった。オンチェーン追跡アカウントのWhale Alertによると、送金額は2億9950万5966ドル相当に上る。送金先のウォレットが特定されていないことから、市場ではクジラによる単なる資産移管なのか、需給変化の前触れなのかを見極めようとする動きが出ている。

今回の大口移動は、足元で進むDogecoinネットワークの活発化とも重なった。暗号資産アナリストのアリは5日、Dogecoinのアクティブアドレス数が5万に迫ったと指摘。あわせて、過去に大幅上昇の起点となった主要なサポート帯に再び接近しているとの見方を示した。

アリは0.06ドルをDogecoinにとって最重要の支持線と位置付け、この水準を「数年にわたる蓄積局面」と表現した。過去の強い上昇局面の一部は、この価格帯から始まったと評価している。

テクニカル面では、短期的な強気シグナルも点灯した。2時間足では50移動平均線が200移動平均線を上抜け、ゴールデンクロスを形成。Dogecoinは6月29日に0.069ドルまで下落した後に持ち直し、7月4日には0.079ドルまで上昇していた。

もっとも、相場全体はなお方向感を欠いている。Dogecoinは直近24時間で3.56%安の0.0744ドルだった一方、直近7日では2.57%上昇した。市場では米国の追加経済指標の発表を控え、様子見姿勢が広がっている。

短期的な変動要因としてはマクロ環境も意識されている。投資家は8日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨と、9日に発表される週間の新規失業保険申請件数に注目している。とりわけ今回の議事要旨は、ケビン・ウォッシュ米連邦準備制度理事会(FRB)体制で初めての記録となるため、今後の金融政策を探る材料として関心を集めている。

一方で、中長期チャートには警戒材料も残る。週足では50移動平均線が下向きのまま200移動平均線に接近しており、今後数週間でデッドクロスが形成される可能性が指摘されている。市場では今回の大口送金の性格とあわせ、主要サポートラインを維持できるかどうかが焦点となっている。

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