暗号資産取引所Upbitで、XRPの売買代金が直近24時間で首位となった。Bitcoin、Ethereumを上回る水準で、売買代金全体の約1割を占めた。一方で、取引所外への資金流出も続いており、活発な売買と長期保有を見据えた移管が同時に進んでいる可能性がある。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が6日(現地時間)に報じたところによると、同期間のUpbitの総売買代金は4億9374万ドル(約741億円)。このうちXRPは5233万ドル(約78億円)で、全体の約10%を占めた。
Bitcoinの売買代金は4214万ドル(約63億円)で全体の8.54%、Ethereumは2430万ドル(約36億円)で4.92%だった。時価総額上位の2銘柄を上回る売買代金をXRPが記録した格好だ。
UpbitでのXRPの強い売買動向は、今回に限ったものではない。今年初めには、UpbitにおけるXRPの取引量が1時間で289%急増した。同じ時期のBinanceでの増加率は128%だった。
大口保有者の動きも続いている。5月には、身元不明の投資家がUpbitから630万XRPを引き出した。同時期のオンチェーンデータでは、クジラが1週間で1億3500万ドル(約203億円)相当のXRPを取引所外に移したことが示された。一般に、取引所保有分の減少は、短期的な売却より長期保有志向を示すシグナルと受け止められる。
価格面では、先月の調整後に持ち直しの動きがみられる。XRPは先月、市場全体の下落局面で一時1.01ドルまで下落したが、その後は1.14ドル前後まで戻し、12.87%回復した。一方、直近24時間の世界のXRP取引量は31%減の約12億1000万ドル(約1815億円)だった。
短期の値動きも底堅い。XRPは直近24時間で0.23%、直近1週間で9.5%上昇した。現在の時価総額は約707億9000万ドル(約1兆621億円)で、暗号資産全体で6位となっている。
資金フローでは、取引所外への流出が続いている。CoinGlassの集計によると、直近7日間で投資家は3038万ドル(約46億円)相当のXRPを取引プラットフォームから引き出した。直近1カ月の純流出は1億4750万ドル(約221億円)に達した。
こうした動きから、UpbitではXRPの売買が集中する一方で、一部投資家の間では保管用ウォレットへの移管も進んでいるとみられる。活発な短期売買と取引所外への純流出が同時に進行している点が、市場の注目材料となっている。