M6世代を絞り込み、M7への早期移行を優先する可能性が浮上した。画像=9to5Mac

Appleが今秋投入するとみられる「M6」チップについて、採用製品を一部に絞り込み、上位モデル向けは次世代の「M7」へ前倒しする可能性が浮上した。米ITメディアの9to5Macが7月6日(米国時間)に報じた。

報道によると、AppleはM6世代でベースモデルのみを投入し、M6 ProやM6 Maxは用意しない案を検討しているという。従来のApple Siliconでは、標準モデルの後にPro、Max、Ultraへと派生する流れが定着していたが、今回はそのパターンが崩れる可能性がある。

背景には、オンデバイスAIを巡る競争があるとみられる。9to5Macは、M7がオンデバイスAI処理の大幅な強化を軸に設計されている可能性があると伝えている。

M6を最初に搭載する製品として有力視されているのは、ベースモデルのMacBook Proだ。現行の筐体デザインを維持したまま、チップのみを更新する形が想定されている。

もっとも、M6搭載製品がこの1機種にとどまるかどうかは現時点では不明だ。ただ、M6世代が広範な製品ラインアップに展開される可能性は高くないとみられている。

候補に挙がっているのは、2027年初め以降に登場する製品群だ。春の投入が見込まれる新型iPad Proは、初のM7搭載機になる可能性もある一方、より有力なシナリオとしてM6採用も取り沙汰されている。

同時期に登場する可能性がある新型MacBook Airも、M6への更新候補とされる。ただし、この2製品とベースモデルのMacBook Proを除けば、M6世代が他のMacラインアップを飛ばす可能性もある。

その場合、Mac miniやiMac、Mac Studio、上位版MacBook ProはM6を経ず、次世代チップへ移行する公算が大きい。M6 ProとM6 Maxが見送られれば、Appleのチップ投入戦略としては異例の展開となる。

Appleは今後数カ月以内にM5ベースの製品投入も控えている一方、M6以降の開発も並行して進めているとされる。M6世代を長く展開するよりも、AI性能を強化した次期チップへ早期に移行する戦略との見方が出ている。

今後の焦点は、ベースモデルのMacBook Proに加え、iPad ProやMacBook AirまでM6を採用するのか、そしてMac miniやiMacなどのデスクトップ製品がM7まで待つことになるのかという点だ。

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