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Samsungが、同社初となるクリップ型オープンイヤホンを投入する可能性が浮上した。Galaxy Wearableアプリの更新版で「Galaxy Able」の名称が確認され、既存の「Galaxy Buds」とは別シリーズとして展開されるとの見方が出ている。

英ITメディアのTechRadarが6日(現地時間)に報じた。報道によると、Galaxy Wearableアプリの更新版に「Galaxy Watch9」「Galaxy Watch Ultra2」と並んで「Galaxy Able」の名称が表示されたという。

注目されるのは製品名だ。業界ではこれまで、新型オープンイヤホンは「Galaxy Buds Able」として登場する可能性が取り沙汰されていた。だが、今回アプリ上で確認されたのは「Galaxy Able」のみだった。SamsungがGalaxy Budsとは別の新たな製品ラインを準備している可能性がある。

製品形状も、従来のGalaxy Budsとは異なる見通しだ。TechRadarは、Galaxy AbleがSamsung初のクリップ型オープンイヤホンになる可能性が高いと分析している。Galaxy Buds4シリーズとは名称だけでなくデザイン面でも差別化し、拡大が続くオープンイヤホン市場を狙う製品になるとみられる。

オープンイヤホンは耳を完全にふさがず、音楽を聴きながら周囲の音も把握しやすいのが特徴だ。足元では、耳を挟み込むクリップ型デザインがスポーツ用途や日常利用向けを中心に広がっている。

Samsungはこれまで、JBLやAKG、ハーマンなどのオーディオブランドを通じて幅広い製品を展開してきた。一方で、Samsungブランドのクリップ型オープンイヤホンは投入していない。業界では、同社が自社ブランドで参入すれば、オープンイヤホン市場の本格普及を示すシグナルになり得るとの見方もある。

一方、音響性能は新たな課題になりそうだ。従来のGalaxy Budsシリーズは音質面で評価を得てきたが、オープンイヤホンは構造上、完全ワイヤレスイヤホンとは異なる音響設計や装着安定性が求められる。TechRadarも、オープンイヤホンは既存の完全ワイヤレスイヤホンとは異なる音響チューニングと安定した装着感が重要になる製品群だと指摘した。

発売時期が近いとの観測もある。Samsungは今月、Galaxy Watch9、Galaxy Watch Ultra2、次世代の折りたたみスマートフォンなどを発表するとみられている。Galaxy Ableも同じイベントで披露されれば、同社のウェアラブルエコシステムはスマートウォッチやスマートフォンに加え、オープン型オーディオ機器へと広がることになる。

もっとも、今回の情報はSamsungの公式発表ではなく、Galaxy Wearableアプリの更新過程で確認された内容にとどまる。ただ、具体的な製品名が浮上したことで、同社初のクリップ型イヤホンの投入が近いとの見方は強まっている。

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