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Tencentは、大規模言語モデル(LLM)「Hy3」の正式版をApache 2.0ライセンスで公開した。米VentureBeatが6日(現地時間)に報じた。

Hy3は2950億パラメータのMixture of Experts(MoE)モデルで、アクティブパラメータは210億。4月に公開したプレビュー版では、欧州連合(EU)と英国、韓国を提供対象外としていたが、正式版ではこうした地域制限を撤廃した。

オープンソースコミュニティでは、モデルそのものに加え、このライセンス条件の見直しにも関心が集まっている。TencentはOpenRouterを通じて、Hy3を2週間無料で提供する。

Tencentは、4月末のプレビュー公開後に50以上のプロダクトチームからフィードバックを受け、タスク実行や対話に関する課題を改善したとしている。

モデルアーキテクチャは維持した。192のエキスパートのうち上位8つを選択して有効化する方式を採用し、マルチトークン予測(MTP)レイヤーのパラメータ数は38億。コンテキストウィンドウは25万6000トークンとした。

Tencentはまた、270人の評価者が参加したブラインドテストで、Hy3がGLM-5.1を上回るスコアを記録したと発表した。4点満点で、Hy3は2.67点、GLM-5.1は2.51点だった。

一方で、Z.aiが6月に公開した最新モデル「GLM-5.2」は、コーディング関連ベンチマークの大半でHy3を上回った。SWE-Bench VerifiedではGLM-5.2が84.2、Hy3が78.0、Terminal-Bench 2.1ではGLM-5.2が81.0、Hy3が71.7だった。

Hy3は検索やツール利用の分野で強みを示した。BrowseCompでは84.2点、DeepSearchQAでは91.0点を記録し、Tencentが比較対象としたオープンモデルの中で最高水準だった。VentureBeatは、Claude Opus 4.8やGPT-5.5とも競合しうる性能水準にあると報じている。

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