写真=Shutterstock

XRPは1.26ドル台を回復したものの、1.29ドル近辺で上値の重さが意識されている。相場の焦点は、次の上昇余地よりも、1.19ドルと1.14ドルの主要支持線を維持できるかどうかに移っている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが17日(現地時間)、こうした市場分析を伝えた。XRPの反発余地として1.26ドルを挙げていた市場アナリストのイグラック・クリプトは、今後の値動きは1.19ドルと1.14ドル近辺での反応が鍵を握るとの見方を示した。

XRPは年初来安値の1.05ドルから持ち直し、15日には1.29ドルまで上昇した。ただ、その後は買いが続かず、上昇は一服した。イグラック・クリプトは、これまで示してきた価格シナリオがおおむね想定通りに進んだとみている。

同氏はこれに先立ち、1.14ドルの支持帯を維持できれば1.1938ドルを再テストする可能性があり、さらに1.1938ドルを上抜ければ次の目標は1.2600ドルになると分析していた。

実際、XRPは反発局面で1.14ドルを維持したうえで1.1938ドルを上抜け、その後は1.2600ドルも突破した。上昇幅は1.2996ドルまで広がったが、この水準では抵抗にぶつかった。

イグラック・クリプトは、1.26ドル台到達後の反落について、上昇局面では珍しくない値動きであり、直ちにトレンド転換を意味するものではないと説明した。

一方で、足元の相場は重要な分岐点にあるとも指摘した。強気の地合いを維持するには1.19ドルを上回る水準を保つ必要があり、この水準の上で推移する限り、回復基調は維持されるという。

逆に1.19ドルを割り込めば、より下の支持線を試す展開となる可能性が高い。さらに1.14ドルまで下抜けた場合、今回の反発の勢いに対する懸念が強まると警告した。

下値リスクについても、同氏は過去の分析で1.09ドルを割り込めば1.05ドル方向への下落余地が広がると指摘している。市場は、反発目標の達成後も上昇基調を維持できるのか、それとも主要支持線を確認する調整局面に入るのかの岐路に立っている。

別の市場アナリストであるチャート・ナードも、テクニカル面での重要水準を示した。直近の反発局面では、XRPは日足50日指数移動平均線(EMA)の1.28ドルを試したものの、明確に上抜けるには至らず、その後は反落したという。

一方、日足20日EMAに当たる1.20ドル近辺は、足元では支持線として機能しているとの見方を示した。

チャート・ナードは、調整が深まった場合にはダブルボトムのネックラインも重要な支持線になり得ると分析した。この水準は買いが入りやすい強いポイントとしつつ、ここを下回れば売り圧力が強まり、XRPが再び1ドル近辺へ下落する可能性があると警戒感を示した。

上方向のシナリオもなお残る。支持線を維持したまま現在のトレンドが続けば、第4波の調整を経て最終的に第5波の上昇につながる可能性があるという。この場合は、より大きな調整局面に入る前に1.40ドルの高値を再テストする余地があるとしている。

短期的には、1.29ドル近辺の抵抗を突破できるかよりも、1.19ドルと1.14ドルを守れるかがより重要になっている。これらの水準を維持できれば反発基調の継続が見込まれる一方、支持線が順次崩れれば、1ドル前後までの下押しリスクが改めて意識されそうだ。

キーワード

#XRP #暗号資産 #テクニカル分析 #支持線 #抵抗線 #指数移動平均線
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.