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Shiba Inu(SHIB)で、保有者の売却の動きが鈍っている。価格の軟調地合いが続くなかでも、取引所に移されるトークン量は大きく減少しており、市場では投資家の様子見姿勢が強まっているとの見方が出ている。

ブロックチェーン専門メディアのU.Todayが17日(現地時間)に報じたところによると、オンチェーンデータ上でSHIBの取引所入金アドレス数は移動平均ベースで7件前後にとどまった。

取引所入金アドレスは、売却を目的に資産を取引所へ送る動きを把握する指標の一つとされる。今回示された数値は実数ではなく移動平均だが、SHIBを取引所へ移す固有アドレスが極めて限られていることを示している。

弱気相場が続く局面でも、売り圧力が大きく膨らんでいないことがうかがえる。実際、取引所流入量も大幅に減少した。直近24時間のSHIBの取引所流入量は69%超減っており、短期的な売り圧力の後退につながっている。

一方で、ネットワーク活動そのものが大きく落ち込んでいるわけではない。アクティブアドレス数、アクティブ送信アドレス数、アクティブ受信アドレス数はいずれも小幅に増加した。市場参加は維持されているものの、それが直ちに売却行動には結び付いていない構図だ。

価格面では、なお本格反転を示す段階には至っていない。SHIBはここ数カ月、下落基調が続いており、足元では反発を試す展開となっている。直近では0.0000045ドル近辺の安値からやや持ち直し、相対力指数(RSI)も売られ過ぎ圏を脱した。短期的には売り圧力の緩和を示唆する動きといえる。

ただ、テクニカル面のハードルはなお高い。SHIBの価格は現在、50日移動平均線と100日移動平均線をいずれも下回っており、両線とも下向き基調を維持している。

市場では、かつての支持線だった0.0000055ドル近辺が最初の主要な抵抗帯とみられている。この水準を回復しない限り、中期的なトレンド転換を見込むのは難しいとの見方が多い。

今回のオンチェーンデータで目立つのは、価格推移と投資家行動のずれだ。一般に弱気相場が長引くと、保有資産の処分を目的とした取引所流入が増えやすい。だがSHIBでは、価格下落が続いたにもかかわらず、取引所流入量と入金アドレス数はむしろ減少した。U.Todayは「長期の弱気相場では通常、取引所入金が増えるが、SHIB保有者は相対的に売りに慎重だ」と分析している。

この傾向が続けば、需給構造にも変化が及ぶ可能性がある。取引所流入の減少と需要の安定が続けば、市場で流通する数量が徐々に絞られる可能性があるためだ。

もっとも、売り圧力の低下がそのまま強い上昇相場を意味するわけではない。相場の方向感を見極めるには、主要抵抗線の突破や出来高の増加といった追加シグナルが必要だとの指摘もある。

足元のSHIB市場は、価格チャートが示す以上に売り圧力が抑えられた状態といえそうだ。投げ売りリスクはやや後退したものの、トレンド転換を判断するには、まず主要抵抗線を回復できるかが焦点となる。

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