Kalshiではビットコインの下値を見込む取引が優勢だ(写真=Pixabay)

予測市場Kalshiで、ビットコイン(BTC)が10万ドルに到達する前に5万ドルを先に付けるとの見方が優勢となっている。Kalshiのデータでは、その確率は69%に達した。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが12日(現地時間)に報じた。Kalshiの参加者は、次の本格的な上昇局面に入る前に、ビットコインがいったん5万ドルまで下押しされる可能性を強く織り込んでいるという。

足元では短期的な持ち直しの兆しもみられるが、市場心理はなお慎重だ。10万ドルへの上昇より、先に5万ドルを再び試す展開を想定する向きが多い。

こうした見方は、ビットコインの次の値動きを巡る警戒感の強さを映している。相場の関心が追加下落か大幅な上抜けかに集まる中、Kalshiでは下方向を意識した取引が優勢となった。

U.Todayは、市場が近く5万ドルを再び試す可能性を高くみていると伝えた。足元のセンチメントが徐々に弱気に傾いている兆候と受け止められているという。

10万ドルは、ビットコイン市場で象徴的な節目とされる価格帯だ。2024年11月に同水準近辺を付けて以降、10万ドル回復への期待は続いてきたが、トレーダーの間では短期間での回復に懐疑的な見方が広がっている。

年内に再び10万ドルを上回るのは容易ではないとの見方も出ている。

もっとも、市場が全面的に弱気へ傾いたわけではない。オンチェーン指標を根拠に、中長期のトレンドについては強気見通しを維持するアナリストもいる。

U.Todayは、最近のオンチェーンの動きがアナリストの楽観姿勢を支えている一方、短期的な値動きについてはトレーダーがより深い調整を見込んでいると指摘した。

実際の価格は直近24時間で反発した。ビットコインは数日間の軟調地合いの後、24時間で1.87%上昇し、6万3871ドルで取引された。

ただ、この反発だけで相場の方向転換が確認されたとの見方は少ない。ビットコインはなお上昇の勢いを完全には取り戻していないとの受け止めが大勢だ。

目先の反発が次の上昇局面の起点になるとの期待は残るものの、Kalshiの取引は依然として短期的な戻りより、もう一段の調整リスクを重視している。

当面の焦点は、ビットコインが6万ドル台を維持しながら反発基調を強めるか、それとも予測市場の見立てどおり5万ドルの再試しに向かうかに移りそうだ。

短期的な反発と中長期の楽観論が併存する一方、実際に資金が投じられる予測市場では、なお保守的な見方が優勢となっている。

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