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Shiba Inu(SHIB)が上半期を通じて軟調に推移している。一方で、過去の値動きからは7月に持ち直す傾向もみられ、市場では反発の有無に注目が集まっている。

米ブロックチェーンメディアのU.Todayが14日付で報じたところによると、SHIBは2026年6月に入って10.1%下落した。例年、弱含みになりやすい6月の傾向を改めて示した格好だ。

SHIBは5月にも11.5%下落しており、下げ基調が続いている。2026年1~3月期のリターンはマイナス13.9%、4~6月期も現時点でマイナス17.3%となった。足元の価格は0.000005ドル前後で、過去最高値からは94%低い水準にある。上半期を通じて、投資家心理は厳しい状態が続いている。

こうした中、市場の視線は7月に向かっている。CryptoRankの価格データによると、SHIBの7月の平均リターンは8.92%だった。実際、2022年7月は13.4%上昇し、2025年7月も8.92%のリターンを記録した。第3四半期全体の平均リターンもプラス1.62%で、年初来の不振を踏まえても、相場安定化の余地を示す数字と受け止められている。

7月への期待を支えるのは、季節性だけではない。U.Todayは、米規制当局の認定を受けて規制面のリスクが解消されたことを背景に、T. Rowe Priceが新たなマルチクリプトETFにSHIBを組み入れたと伝えた。市場では、短期的な値幅取りよりも、制度面でのアクセス拡大に関心が向かっているという。

実需面での広がりも材料視されている。メルカリはSHIBを決済手段として取り入れ、2300万人の利用者が直接利用できるようになった。投機対象にとどまらず、決済手段としての接点が広がりつつあることを示している。

取引データにもこうした動きが表れている。U.Todayによると、個人投資家の関心がSpaceXのIPOに向かう中でも、主要な市場参加者はSHIBの先物市場でポジションを積み増した。13~14日のSHIBの1日当たり先物取引高は60%増え、1億4000万ドル(約210億円)を上回った。現物価格はなお軟調だが、デリバティブ市場では先回りした動きが出ている。

今後の焦点は、こうした季節性と足元の材料が実際の価格反発につながるかどうかだ。U.Todayは、7月の値動きへの期待とファンダメンタルズの改善が重なっていると評価している。今後数週間で、これらの材料が相場に反映されるかが注目点となる。

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