TetherとGnosisは23日、新興市場向けのモバイル対応非カストディ型暗号資産ウォレット「Sorted Wallet」のシードラウンドを共同主導した。調達額は440万ドルで、資金はサハラ以南アフリカと南アジアでの事業拡大に充てる。
The Blockによると、TetherとGnosisは合わせて340万ドルを出資した。資金調達にはこのほか、Movement、Angel Invest Group、RWA.ioの創業者らエンジェル投資家も参加した。
Sorted Walletは2022年に提供を開始した。アプリ容量は10MBで、アプリストアで最軽量をうたう暗号資産ウォレットの1つ。低スペックのモバイル端末でも利用できるとしている。ダウンロード数は50万件に達しており、The Blockによれば、ナイジェリア、ケニア、タンザニア、バングラデシュ、マダガスカルで利用が急拡大している。
同社は今回の調達資金をもとに、サハラ以南アフリカと南アジアを中心に事業展開を広げる方針だ。モバイル通信事業者との連携も強化する。5月には新たな決済機能の投入も予定している。
Tetherの最高経営責任者(CEO)、パオロ・アルドイノ氏は「Sortedは、端末や経済状況、所在地を問わず、あらゆる人が使えるソリューションだ」とコメント。「真の金融包摂を実現するには、スマートフォンや通信料金を負担できない数億人にまでリーチしなければならない」と述べた。
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