欧州で規制準拠のステーブルコイン発行事業を手掛けるAllUnityは、スウェーデンクローナ連動ステーブルコイン「SEKAU」を6月に提供する。DWS、Flow Traders、Galaxyが支援する。The Blockが報じた。
SEKAUは、スウェーデンクローナの準備資産によって1対1で裏付けられる。EUの暗号資産市場規則「MiCA」に準拠した電子マネートークンとして発行し、保有者には額面での償還を請求できる法的権利が付与される。
主な対象は金融機関、フィンテック企業、一般企業。24時間の即時決済、クロスボーダー決済、プログラマブルな金融アプリケーションでの利用を想定している。
AllUnityのCEO、アレクサンダー・ヘプトナー氏は、「スウェーデンはキャッシュレス経済への移行で長年にわたり世界をリードしてきたが、この移行には相互運用性とグローバルなアクセスを備えた新たな形のデジタル通貨が必要だ」とコメントした。そのうえで、「SEKAUはその需要に応えるものであり、デジタル経済に対応するスウェーデンクローナの自然な進化形だ」と説明した。
今回のSEKAU追加により、AllUnityのデジタル資産ポートフォリオは、ユーロ連動の「EURAU」、スイスフラン連動の「CHFAU」を含め3種類となる。
同社はSEKAUの発表に合わせて、「Agentic Payments」も開始した。AIエージェントがコンテンツ、データ、デジタルサービス分野で起点となる決済を、企業が受け取れるようにする決済レイヤーで、x402プロトコルに基づく。今後は、ほかのエージェントコマースプロトコルにも対応する計画だ。