ビットコイン 写真=Shutterstock

ビットコインが6万ドルを割り込んだ後の反発局面が90日に達し、弱気相場下の戻りとしては過去最長となった。7万7000ドル台を上抜けた後の値固めは強気材料と受け止められているが、本格的なトレンド転換を見極めるうえでは、8万8000~9万ドル近辺の週足ベースでの回復が次の焦点となる。

Cointelegraphが22日(現地時間)に報じたところによると、トレーダー兼アナリストのマシュー・ハイランド氏は、足元のビットコインの反発について、過去の弱気相場局面と比べても異例の値動きだと指摘した。

同氏は、ビットコインが2月最終週から新たな上昇基調に入ったとの見方を示した。ビットコインは今月初めに一時6万ドルを下回り、2024年末以降の安値を付けたが、その後は切り返し、2月の安値から約3カ月で8万3000ドル近辺の直近高値まで上昇したという。

ハイランド氏は、今回の上昇について「今回のビットコインのラリーは弱気相場下の反発というより、強気相場のラリーに近い」と説明した。さらに「ビットコインの歴史上、弱気相場の中で89日間も上昇トレンドが続いた例はない」とも述べ、上昇期間と値動きの両面で、従来の弱気相場における戻りの範囲を超えつつあるとの認識を示した。

チャート上では、7万7000ドルを上抜けた後、その水準を維持している点が重要な変化とされる。同氏は、主要な抵抗線を突破した後に下値支持も確認されていることから、この動きは一時的な反発ではなく、強気相場に近い特徴を備えているとみている。

一方で、市場が全面的に強気へ転換したと判断するには、なお上位の抵抗帯を回復する必要があるとの慎重な見方もある。独立系アナリストのフィルブフィルブ氏は、週足ベースでSupertrendを再び上抜けられるかどうかが焦点だと指摘した。現在、この指標は9万ドル前後に位置している。

同氏は「直近2回のビットコインの弱気相場は、週足で20%超の陽線を付け、週足Supertrendを上抜けたところで終了した」と説明した。足元では約8万8000ドルが分岐点とされており、買い優勢への転換を確認するには、この水準を週足終値ベースで回復する必要があるという。

Supertrendは、価格の平均変動幅を基にトレンド転換を示すテクニカル指標だ。ビットコインがこのラインを週足終値で最後に上回ったのは、2025年11月初めだった。

市場では、今回の90日間の反発が長期的な上昇トレンドへの転換点となるのか、それとも力強い戻りの後に再び上値を抑えられるのかに関心が集まっている。90日間に及ぶ上昇は異例だが、8万8000~9万ドル台の抵抗帯を週足で回復するまでは、本格反転と断定するのは難しいとの見方だ。

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