写真=ロッテワールドタワー(ソウル・蚕室、ロッテグループ)

Lotte Energy Materialsは22日、子会社Lotte Ecowallの持ち分90%を売却すると発表した。売却で得た資金を高付加価値銅箔事業に振り向け、事業ポートフォリオの再編を進める。

同社はRilson Private Equityと株式売買契約を締結し、Lotte Ecowall株式の90%を売却する。調達資金は、AIデータセンター向け回路箔、半導体向け超極薄箔、ESS向け電池箔、EVバッテリー向け電池箔の4分野への投資に充てる計画だ。

Lotte Ecowallはカーテンウォール分野で首位級の事業基盤を持つ。2025年の売上高は約1300億韓国ウォン、営業利益は約120億韓国ウォンで、EBITDAマージンは10%を上回った。

Lotte Energy Materialsは、収益性とキャッシュ創出力を備えた事業ではあるものの、先端素材中心に事業ポートフォリオを組み替える方針に沿って売却を決めたとしている。

今後は売却資金をてこに高付加価値製品の比率を引き上げる。韓国・益山工場ではAI向け回路箔の生産ライン増設を進める。

既存の生産能力は3700トン規模で、2027年までに1万6000トンへ拡大する目標を掲げる。マレーシア工場ではESS向け電池箔の生産を増やし、2026年の収益改善につなげる構えだ。

主力事業で改善の兆しが出始めており、1〜3月期の業績も持ち直した。ターンアラウンド期待が高まる中、証券各社はLotte Energy Materialsの目標株価を最大70%引き上げた。

ロッテ関係者は「ロッテの化学関連各社は競争力強化に向けて事業構造の再編を進めている」とコメントした。そのうえで「国内の基礎素材事業の再編と非中核事業の整理を続けながら、機能性素材と高付加価値事業の拡大に注力し、先端技術素材への事業転換を加速している」と述べた。

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