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Zscalerは、企業データの可視化・監視を手がけるスタートアップSymmetry Systemsを買収する。買収額は明らかにしていない。SiliconANGLEが21日(現地時間)に報じた。

Symmetry Systemsは、企業内のデータ資産インベントリーを自動作成するプラットフォームを提供している。対象はパブリッククラウド、SaaSアプリケーション、オンプレミス環境にまたがり、インターネットから隔離されたエアギャップ環境にも対応する。

新たなデータを検出すると、ファイルの機密性に応じたタグを付与し、変更や不正アクセスの試行を継続的に監視する仕組みだ。

このソフトウェアにより、セキュリティチームはランサムウェアによる機密データの暗号化の試みを検知できる。攻撃者が従業員の認証情報を盗んだ場合でも、どのデータが影響を受けたかを把握しやすくなる。従来は数日かかっていた確認作業を、即時に進められるとしている。

規制対応を担うチームは、ファイルの保管状況が個人情報保護法や業界別のセキュリティフレームワークに準拠しているかどうかも確認できる。

同社プラットフォームは、企業がAIモデルの学習に使うデータセットのスキャンにも対応する。学習データの由来をマッピングし、データ品質基準を満たしているかを判定するほか、AIエージェントが扱う情報の保護にも活用できる。

AIエージェントは、プロンプト処理の過程で外部アプリケーションにデータを書き込む場合がある。Symmetry Systemsは、こうした処理に伴う潜在的なデータ流出の検知も支援するとしている。

Zscalerは今後、Symmetry SystemsのAIエージェント向けガバナンス機能を自社のZero Trust Exchangeに統合する方針だ。Symmetry Systemsが収集するAIエージェントの活動データを活用し、セキュリティ統制を自動調整できるようにする考えだ。

ZscalerのCEO、ジェイ・チャウドリ氏は「企業がAI導入を加速させる中、ユーザーやディレクトリを中心に設計された従来型のアクセス制御では、数百万規模のAIエージェントには対応できない」と述べた。

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