HectoWalletOneとWisecareは5月22日、医療機関向けのステーブルコイン対応ウォレット基盤とデジタル決済サービスの開発で提携したと発表した。WisecareはHectoWalletOneのインアプリ型ウォレット「O-HI Wallet」を自社アプリに導入し、病院・クリニック向けの決済連携モデルの事業化を進める。
今回の提携により、Wisecareは自社アプリ内で「O-HI Wallet」を提供する。グローバル顧客の利便性向上につなげる狙いだ。
HectoWalletOneによると、B2C向けウォレットサービスの「O-HI Wallet」は、導入先企業の既存アプリやサービス内にWebビュー形式で実装でき、少ない開発負荷で導入できるという。
また、仮想資産事業者(VASP)ライセンスを持つHectoWalletOneが、関連規制に沿った管理・監督を担う。これによりWisecareは、利用者のウォレットアドレスや資産情報、入出金データなど、運用に必要な主要データを確保した上で、グローバルWeb3市場への展開を視野に入れるとしている。
両社は今後、HectoWalletOneのウォレット基盤と、Wisecareが持つ病院・クリニック向け決済サービスの運営ノウハウを組み合わせ、医療機関に適したデジタル決済とウォレット連携モデルの事業化を進める方針だ。
Wisecareは、病院・クリニックのほか各種加盟店向けに、電子決済サービスや精算代行サービスを提供している。SmartPay PGなどの決済サービスを基盤に、医療機関向けの決済インフラを運営しているという。
HectoWalletOneの関係者は、「ステーブルコインは今後、さまざまな産業分野で決済や精算の新たなインフラとして活用される可能性がある」とコメント。「Wisecareとの協業を通じて、病院・クリニックに適したウォレットと決済の連携モデルの事業化を進めていく」と述べた。