Cardano(ADA、写真=Shutterstock)

Cardano(ADA)は数カ月にわたって方向感に乏しい値動きが続いているものの、主要サポートを維持している限り、中長期では強気の地合いが崩れていないとの見方が示された。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が21日(現地時間)に伝えたところによると、TradingViewのアナリスト、マスターアナンダ氏は最新の相場分析で、足元のCardanoの推移を「失敗した反発」ではなく、「長期的な調整局面」と位置付けた。

Cardanoはこの数カ月、上昇を試した後に再びサポート帯へ押し戻される展開を繰り返してきた。上値追いは続かず、買い方・売り方とも決め手を欠く状況が続いており、市場では次の方向感に注目が集まっている。

マスターアナンダ氏は、Cardanoについて「ここ数年、目立った上昇を示せていない」としつつも、これを単なる弱さとは捉えていない。

今回の市場サイクルでも、Cardanoは2021年に記録した過去最高値(ATH)の3.10ドルを更新できず、その半値水準にも届いていない。ただ、弱気局面でも新たなサイクル安値を付けなかった点は重要だという。前回サイクルの安値近辺まで下押しした後も、そのレンジ内にとどまったとしている。

同氏は特に、市場全体が軟調な局面でもCardanoが主要サポート帯を割り込まなかった点を重視した。過去の下落局面では0.220ドルの需要帯まで下げたものの、買いが速やかに入り、下値を支えたという。現在の値動きは「上昇の失敗」ではなく「長期の横ばい」とみるべきだとし、短期的な反発が繰り返されること自体も、主要サポートを守るうえで意味を持つと分析した。

直近の反発パターンも、こうした見方を裏付けるとしている。相場全体が不安定になるたびにサポート上で踏みとどまる一方、戻りは早々に失われ、再び需要帯へ押し戻される動きが続いた。一般的な弱気構造では、サポート近辺での長期滞留は下放れにつながりやすいが、Cardanoはより広いレンジ内で循環し、構造的な下値を維持していると指摘した。

こうした値動きのなか、Cardanoは数カ月にわたって底固めの局面を続けている。マスターアナンダ氏は、こうした局面は「次の上昇に向けてモメンタムを蓄積するケースが多い」との見方を示した。主要レジスタンスの回復はまだ本格化していないものの、主要サポート帯が維持される限り、全体の構造は買い方に有利だと判断している。現在のレンジは、暗号資産市場の不確実性が高まる局面で下値支持帯として機能しているという。

上昇シナリオについては、チャート上の最初の目標として0.38ドルを提示した。その後は、2025年8月の高値である1.02ドルまで、現在の支持帯対比で300%の上昇余地があると試算。さらに、次の主要レジスタンスである2.62ドルまで上昇した場合は、947%の上昇余地があるとした。

もっとも、短期的な変動リスクは残る。マスターアナンダ氏は、現在のサポートである0.248ドルや、局所的なサポートである0.22ドルを一時的に下回る可能性があると警告した。急落の可能性を否定しない一方で、ボラティリティの高い相場における下振れは、長期保有者にとって買い増しの機会になり得るとの見方も示した。

Cardano相場の焦点は、上昇のスピードではなく、主要サポートを維持できるかどうかにある。短期的にはもみ合い相場が続く可能性が高いが、構造的な下値が崩れない限り、市場では現在の水準を次のトレンド転換に向けた蓄積局面と受け止める見方が根強い。

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