Private Technologyは5月22日、韓国科学技術情報通信部と韓国インターネット振興院(KISA)が推進する「2026年ゼロトラスト導入実証事業」の主幹企業に選定されたと発表した。AIを活用した攻撃対象領域管理(ASM)を中核に、金融業務向けの継続運用型セキュリティ基盤の構築を進める。
同社は、金融業務環境に最適化したゼロトラストハブの実装を目指す。データの移動経路やユーザーアクセス、外部に露出した攻撃対象領域、セキュリティポリシー、トラフィック監視をハブ上で一元的に統合し、内外ネットワークをまたぐデータフローを可視化する。継続的な検証とポリシー適用を前提とした運用体制の確立が狙いだ。
コンソーシアムにはAIspera、WINS TechNet、NHN Cloudが参画している。導入先としてBNK Financial GroupとBNK Systemも加わる。
役割分担では、Private Technologyがハブのアーキテクチャ設計と構築全体を統括する。AIsperaはASMと外部脅威の検知・管理、WINS TechNetはトラフィック分析と異常行動検知の高度化を担う。NHN Cloudはクラウド環境での検証に加え、海外展開の可能性検証を支援する。
Private Technologyは今回の事業を通じ、AIを活用した攻撃対象領域の最小化とセキュリティ運用の自動化を組み合わせたゼロトラストハブモデルを提示する計画だ。キム・ヨンラン代表は「金融業界では、セキュリティの安定性と業務継続性の両立が求められる。今回の実証は、ゼロトラストセキュリティモデルの実効性を検証する有意義な機会になる」とコメント。「実証後も継続的に運用できるセキュリティプラットフォームとして定着させられるよう、全力を尽くしたい」と述べた。