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SanDiskの株価が2026年に入って急騰している。1月1日から5月20日までの上昇率は約509%に達し、主要な株式、暗号資産、商品、株価指数の中で最大の上昇率を記録した。AIデータセンター向け需要の拡大が追い風となっている。

ブロックチェーン専門メディアのBeInCryptoが5月21日付で伝えた。これに続いたのは暗号資産トークンのDeXeで、上昇率は363%。Intelは209%、Seagateは183%だった。年初来の上位銘柄には、AI関連のサプライチェーン企業が目立っている。

SanDisk株を押し上げた主因は、AIデータセンター向け需要だ。同社は4月30日の決算発表で、売上高が59億5000万ドルとなり、前年同期比251%増だったと明らかにした。あわせて、クラウド顧客から確保した受注残高が420億ドルに達したと公表した。

株価はその後も上昇を続け、5月8日には過去最高値となる1562ドルを付けた。足元では1383ドル前後で推移している。5月の高値からは11%以上下落したが、BeInCryptoによると年初来の上昇率はNasdaq 100の30倍を超える。

一方、個人投資家の期待が大きかったビットコインは軟調に推移している。年初の8万7600ドルから足元では7万6800ドル前後まで下落し、年初来では22.9%のマイナスとなった。年初に1000ドル分を購入していた場合、現在の評価額は771ドル程度になる計算だ。

金の上昇も限定的だった。1月28日に1オンス当たり5589ドルの最高値を付けた後、現在は4500ドル前後まで下落し、年初来リターンは6.5%にとどまった。

これに対し、ブレント原油は1バレル当たり60.59ドルから113ドル前後まで上昇し、年初来で86%高となった。4月にホルムズ海峡を巡る地政学的緊張が高まったことが主因とされる。

産業用金属では、ロンドン金属取引所(LME)で銅が42%上昇した。AIデータセンターと電気自動車向け需要の拡大が追い風となった。銀は1月の急騰後に伸び悩み、上昇率は3.4%にとどまった。

主要株価指数の動きは相対的に落ち着いていた。Nasdaq 100は16%上昇し、S&P 500は9.1%、ダウ工業株30種平均は3.9%上昇した。ただ、代表的なAI銘柄とされるNVIDIAは業種平均を下回り、Microsoftは年初来で下落しているという。

こうした動きからは、市場の資金が大型AI主力株から、SanDiskやIntel、Seagateといった相対的に注目度の低かったサプライチェーン銘柄に向かっている構図がうかがえる。2026年の市場では、ビットコインや金といった代表的資産よりも、AIインフラ需要の恩恵を直接受ける銘柄のパフォーマンスが際立っている。今後の焦点は、AIインフラ需要が実際の業績拡大にどこまで結び付くかと、急騰銘柄の高いバリュエーションを市場がどこまで許容するかに移りつつある。

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