写真=Grep

Grepは5月21日、オンライン試験監督ソリューション「Monito」にLLM(大規模言語モデル)ベースのAIエージェントを搭載したと発表した。受験者の行動文脈を分析して監督者に提示する機能で、社内テストでは事後確認にかかる時間を約30%短縮したとしている。

同社によると、新たに追加したAIエージェントパネルは監督画面の右側に表示され、分析結果をリアルタイムで把握できる。従来は「手が画面外に出た」といった単発の挙動検知が中心だったが、新機能では「試験中に繰り返し視線を外し、特定の方向を注視している」「なりすまし受験や補助モニターの参照が疑われる」といった形で、行動パターンを分析して報告する。

社内テストでは、AIが生成した記述式レポートを基にレビューを進めた結果、録画映像をすべて確認していた従来手法に比べ、事後確認時間を約30%短縮できたという。

Grepのイム・ソンス代表は、「試験監督で最も難しいのは、特定の行動が実際の不正行為に当たるかを見極めることだ」とコメント。「AIが行動の文脈を説明し、客観的な根拠を示せば、監督者はより迅速かつ正確に最終判断を下せる。今回のアップデートは、現場の課題解決につながる」と述べた。

同社は2026年上半期中に、監督体制の高度化をさらに進める計画だ。高い信頼性が求められる試験では、人間の監督者とAIが連携する「ライブフィード」方式を採用し、大規模な事後確認が必要なケースではAI監督者が担う「AIフィード」方式を適用する。こうした「デュアルフィード」構成により、顧客が試験のタイプに応じて運用方式を選べるようにする方針だ。

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