Clai-onは5月20日、ソウル市の「生成AI基盤チャットボット2.0」構築事業を完了したと発表した。庁内向けと市民向けの両サービスに生成AIを適用し、応答精度の向上を図った。
同事業は、ソウル市の「ソウルAIビジョン」に盛り込まれた7大中核戦略課題のうち、「行政サービスのAI転換によるAI行政革新」の一環として進められた。
Clai-onは主幹事として、2025年9月から約6カ月にわたり、GPUインフラの構築、ソウル市のデータを活用したモデルチューニング、RAG基盤のAIサービス構築までを手掛けた。
同社は、セキュリティを強化した閉域網で運用する庁内向け行政チャットボットと、市民向けサービス「Seoul Talk」と連携するチャットボットの応答精度を高めるため、自社のRAG性能評価ソリューション「REX(RAG Evaluation eXpert)」を適用した。
その結果、ソウル市チャットボット2.0は精度評価で90点超を達成したという。Clai-onは、生成AIの主要課題であるハルシネーションを効果的に抑制し、市民と公務員の双方が信頼できるサービス品質を確保したと説明している。
Clai-onのパク・ユンジ代表は「ソウル市のAI行政革新事業の主幹事として、市民と公務員の双方が信頼できる高性能AIサービスを実装できたことは意義が大きい」とコメントした。
その上で、「REXのような専門ソリューションによる客観的な性能検証が、公共AIサービスの成否を左右する重要な要素であることを示す先例になると期待している」と述べた。
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