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XRPは、過去3カ月にわたって維持してきた上昇チャネルの下限近くまで下落し、短期的な下押し圧力が強まっている。スマートマネー指数(SMI)の弱気転換、クジラの保有比率低下、移動平均線のデッドクロス懸念が重なっており、市場では1.36ドルを維持できるかに注目が集まっている。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoによると、XRPは19日(現地時間)時点で、上昇チャネル下限を約1%上回る水準で推移していた。一方、需給やテクニカルの主要指標には弱気シグナルが出始めている。

まず注目されているのがSMIだ。機関投資家や情報優位の投資家の売買動向を映す指標で、17日にシグナル線を下回った。

4月末にも同様のシグナルが点灯した後、XRP価格は数日で約7%下落した経緯がある。

テクニカル面でも警戒感が広がっている。20日には、短期の50日EMAが長期EMAを下抜ける、いわゆるデッドクロスが発生する可能性が意識されている。

デッドクロスが確定すれば、短期トレンドが数カ月ぶりに下向きへ転じるサインとなる。

2月初旬から続いてきた上昇チャネルそのものが崩れかねない点も懸念材料だ。XRPは14日に高値を付けた後、下落基調が続き、チャネル下限まで押し戻された。

BeInCryptoは「上昇チャネルの下限で3つの弱気シグナルが同時に点灯した」と指摘した。

オンチェーンデータも同様の傾向を示している。1000万〜1億XRPを保有するクジラは先月から買い増しを続け、保有比率を17.63%まで高めていたが、足元では17.37%へ低下した。

直近の反発局面で、クジラが利益確定売りに動いた可能性があるとの見方が出ている。

取引所への資金流入動向も売り優勢を示唆する。Glassnodeの取引所ネットポジション変化は、直近1カ月の大半でプラス圏にとどまった。

これは、取引所へのXRP流入量が出金量を上回ったことを意味し、売り圧力の強まりを示す材料と受け止められやすい。

実際、価格も弱含んでいる。XRPは年初来で約24%下落し、直近1カ月でも約3.5%下げた。

スマートマネーの流出、クジラの売却、個人投資家のネット売りが重なるなか、主要サポートを維持できるかが今後の方向性を左右する可能性が高い。

市場の焦点となっているのは1.36ドルだ。XRPが日足終値でこの水準を下回れば、上昇チャネルの崩れが確認され、次のサポートである1.27ドルまで下落余地が広がる可能性がある。

これは現在値を基準に約7%低い水準だという。

一方、反発基調を取り戻すには、まず1.48ドルを回復する必要があるとの見方がある。その後は1.56ドルが強いレジスタンスとして意識されそうだ。

もっとも、一部のテクニカルパターンでは、トレンド再開前に一時的な下方ブレイクが起きる場合もある。このため市場では、1.36ドル割れで日足終値が確定するかに加え、取引所への純流入が続くかも見極めるべきだとの慎重な見方が出ている。

XRPは足元で、上昇チャネルを維持して反発に向かうのか、それとも一段安に進むのかの分岐点を迎えている。

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